文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

ミシンで革を縫う時は両面テープがあると便利

最近の革細工はミシン縫いが多い。その前はリベット留めが多かったな。そういえば、最近、手縫いしてない。


自分の場合、ミシンで革を縫うときには、縫い目が出ないように、割縫いすることが多い。これは家庭用ミシンを使うので、柔らかくて薄い革しか縫えない、つまりクロムなめしなどを使うことが多いので、コバ磨きが出来ないからだ。コバ磨きが出来ない場合には、コバが外に出ないようにする。これには色々と仕上げ方があるが、自分の場合には割縫いが基本で、コバが外に出る箇所は出来る限りキレイにしてから、革紐でかがることが多い。


その割縫いする場合には、2枚の革の銀面をあわせて、床面から縫うことになるのだが、この銀面同士だと革が非常に滑ることが多い。革が滑ると、ミシンなので、下側の革だけミシンで送られるので、縫い合わせ面がどんどんずれてしまう。


これを防ごうと色々と試行錯誤した結果、割縫いの「割る部分」に接着力の低い両面テープを貼って、2枚の銀面がずれるのを防ぐのが一番良さそうだとわかった。


でも、接着力が低い両面テープが意外と見つからない。ドラフティングテープやマスキングテープ程度の接着力で十分なのだが、唯一ニチバン社製のが近い用途にはなるが、それでも接着力が強そう。


で、結局、ドラフティングテープを丸めて両面テープを作り、それで銀面を貼り付けてから、ミシンで縫い合わせている。これだとまず、革がズレず、キレイに縫い合わせることが出来る。


布を縫い合わせるときには待ち針や、しつけ糸で仮縫いするが、革の場合は待ち針も使えないし、仮縫いも難しいからな。手縫いならば、接着剤で完全に接着してから手縫いすることがほとんど。接着してから割縫いすると、接着剤が見えてしまうからなあ。。。あ、でも、あとから見えている接着剤を天然ゴムで削りとっても良いかも。あんまりキレイに取れなそうなきもするが。