文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

今日は最悪の日。両親と娘が根津神社へ出かけるので、駅まで送る。その帰りに買い物して帰る途中、住宅街から外れた道をトロトロと走っていたら。。。対向車線に止まっていた車の陰から何かが飛び出した。思わずブレーキを思いっきり蹴飛ばす。視線の左端で何かが転倒するのが見えた。。。事故った!?うっぉおおおぉ!人を跳ねた?!!でも、車に何かが当たった衝撃は無かった。。。急いで車を降りると道ばたに50歳代の女性が座り込んでいる。「大丈夫ですか?」と声をかけて女性に近づく。女性は「ごめんなさい、よく確認しなかったから、ご迷惑をかけて申し訳ない」と謝っている。「けがはありませんか?」と訪ねると、痛いところは無いという。対向車線に止まっていた車から、男性が降りてきた。この女性のご主人だという。「とりあえず救急車を呼びますか?」と聞くと、女性は必要ないと言うが、男性から「一応呼びましょう」と冷静な対応。もっともだ。今はパニック状態だろうが、落ち着いたら後で痛くなるかもしれない。とりあえず自分が救急車を呼ぶ。男性が確認したところ、足を少しこすったが怪我は無い。普通に歩いている。自分の車も確認したが、10cmほど車のホコリが取れている箇所がある。ここに少し擦ったのかもしれない。道路の反対側にある無農薬野菜の店に急いでいたらしい。とりあえず警察に連絡。男性と連絡先を交換しているうちに救急車が到着。担架も用意されたが、女性は自分で歩いて救急車に乗り込む。救急車が搬送先を探しているうちに警察が到着。ご主人と二人で状況を説明。女性に明らかに過失があるので、自分への対応は終始穏やか。こちらの速度は30km/h。制限速度40km/hの道路。状況からみて自分に落ち度は無いとのこと。だが、歩行者対車では車が加害者。仕方のないことなのだ。実地検分を簡単にしておくから、帰って良いとのこと。あと書類を作成するので警察署に出頭するよう言われる。

買い物途中だったのでとりあえず帰宅。ワイフに事故の説明をする。どう考えてもこちらに過失は無い。ワイフの昼食にと買ってきた巻き寿司が、急ブレーキをかけたときにつぶれてしまっていた。それを見ていたら無性に悔しさがこみ上げてきた。どうして自分がこんな目に遭わなければならいのか?運が悪いのか?何故自分の車の前に飛び出すのか?どうして?事故とはいえ納得がいかない!

こんなことはすぐに終わらせてしまいたいので、すぐに警察署に行く。先ほど検分をしていた警察官と机を挟んで向かい合う(取調室ではなかった)。警察官の質問に答える。調書にサインして捺印してくださいとのこと。その前に納得行かない点を率直に警察官に質問する。結構気の良い人だったので、気さくに色々と教えてくれた。また、今後の対応のやり方もアドバイスを頂いた。ついでに色々と分からない点を質問する。保険屋との対応方法も聞いた。

帰宅してから、保険屋に電話。評判の良い保険屋だけあって、電話対応は丁寧。あとは保険屋に任せることとした。それでもやっぱり納得できず小一時間凹む。考えれば考えるほど憂鬱になり、体が動かなくなる。右手を上に上げることさえ出来ない。ワイフが心配して色々と声をかけてくれるが、まともに返事も出来ない。ここ最近の小さな失敗、イヤなこと、悪いことを色々と思いだし、それら全てが関連あるように思えてきた。

スーパーの駐車場で駐車券を無くしたこと、仕事で請求書の処理をミスしたこと、自転車がパンクしたこと、娘が転んで痣作ったこと、ワイフが入院したこと、昨年義父と義祖母が亡くなったこと、守銭奴な義兄、FUCKYOUな義姉、愛の無い義母、、、

客観的に考えると、こうして総合失調症になっていくんだなあ、と思いながらベッドでゴロゴロしていたら携帯に先ほどのご主人から連絡が入る。病院で検査の結果問題なしとのこと。既に帰宅しているとのこと。少し気が楽になった。というか怒りと悔しさがこみ上げてきたが、少し気分転換することにした。

とりあえずワイフと外に出る。ガソリンスタンドで車を洗車。忌まわしき事故の痕跡であるホコリを洗い流す。その足で三ツ境サガミサイクルへ。タイヤとチューブを新調。サドルバッグを見たが良いモノは無し。最近は小物の在庫状態が悪い。ネット通販、なるしまフレンド、Y系、OD BOXと比較すると正直見劣りしてしまう。フレーム、ホイールはまあまあなんだが。店を出る頃には少し気分が軽くなった。鬱になるほど複雑で真面目な神経は持ち合わせていないことが良く分かった。