文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

Vienna 3rd day

Hotelで朝食を頂く。今日は耐えきれずにご飯と味噌汁に手を出す。おかずに塩鮭と卵焼きも頂く。ご飯はViennaで食べるならアリだが、日本だとNGレベルの出来栄え。味噌汁は普通。塩鮭と卵焼きは味が薄すぎる。醤油を少したらして丁度いいぐらいだ(醤油はあった)。それでも久しぶりの日本食は美味しい。漬物も美味しく頂いた。なんとなく身体が落ち着くような気がする。とはいえ、普段、日本では朝食を食べないのだが。

今日は旅行最後の観光ということで、シェーンブルン宮殿に行く。お目当ては宮殿の隅っこにある「馬車博物館」だ。目立たない場所にあるので、見落としがちだが、乗り物好きならぜひ行ってみて欲しい。ここの展示は素晴らしい。これほどまでに凝った作りの乗り物は珍しい。特に"Sisi" Erizabathが無くなった時の葬送の馬車が中二病全開のデザインで、こんなものが現存することに魂が震える。これだけでも見る価値がある。短時間で見れるのでぜひ行って欲しい。

で、肝心の王宮の見学は短時間コースとフルコースに分かれていて、更に色々なコースが設定されている。分かりにくいので予めネットで調べておいたほうがいい。Imperial Courseというのが短時間コースで、雰囲気を見たいだけならこれで十分だ。ちなみに音声ガイド込みの値段になっている。

王宮の裏は大庭園になっている。この辺の作りはベルサイユ宮殿と同じ。この庭園を徒歩で周るのは大変なので(暑いし)、庭園内の子供列車のような乗り物が走っているが、これが満員で乗れないことが多い。しかも30分に1本とノンビリとした運行になっている。案の定、満員で乗れなかったので、仕方なく、次の目的地の動物園まで徒歩で移動する。この動物園はヨーロッパ最古と言われており、なんとパンダが2頭いるのだ。早速入園してパンダの厩舎に行くと、かなり近距離でパンダを見ることが出来る。1頭は寝ていたが、もう一頭は炎天下で木の上で寝ながら笹を食べていた。なんだかオッサンにしか見えないなあ。この後はゾウの厩舎を見学して早々に退散した。暑くて耐えられないのだ。

ホテルに戻り、一休みして身支度を直してから、ホテルの和食レストラン「雲海」へ行く。ホテルにはもう一軒レストランがあるが夏場は休業中とのこと。内装も和食風になっていて、落ち着きがある。メニューには懐石コースとしゃぶしゃぶコース、それと単品となっている。寿司もあったので、寿司をメインにいくつか注文する。枝豆といくらと大根おろし、天ぷらなどお願いする。ちなみに枝豆は€10なので、日本円で1,200円以上する。高価な枝豆だが、懐かしい枝豆の味にはそれだけの価値がある。天ぷらは日本で食べるのと遜色なかった。ただし、寿司はネタの切り方、寿司の握り方には全く問題ないが、ネタ自体が良くないので、お値段と比べるとかなり落ちる。ネタだけで言えば、スーパーのパック寿司のレベルだろう。それでも久しぶり食べるので美味しいが。デザートに抹茶アイスを頂いたが、これまた濃厚で美味しい。素材の入手に苦労しているだろうが、ちゃんとした人が作っているのだろう。

部屋に戻り、荷物を整理する。明日はヨーロッパを離れて日本に戻る。