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革細工によるバイク用サドルバッグの自作奮戦記 ついに完成

ゴールデンウィークから作り始めた革製のバイク用サドルバックが完成。クオリティ低いけど写真を載せておきます。


こちらの写真は左側のバッグ。幅が400mmぐらい。

こちらの写真は右側のバッグ。ど・ラスタ号は右側マフラー二本出しなので、高さを短くてみた。バイクに取り付けると、マフラーとの距離は150mmぐらい。接触するよりはマシだけど、熱くなるはなるだろう。

サイドパネルはこんな雰囲気。リベットで固定している。写真では良く分からないが、カーブ部分はかなりイビツになっている。隙間が出来てしまったので、革用ボンドを詰めてあるが、水は入ってくるだろうな。それ以前に、革なので耐水性は無い。Dカンが二つ付いているのは、走行時のバタつき防止の固定用。これでサイドバックサポート等とひもで結ぶ。

ベルトのバックルは真鍮製。しばらく使うと、良い感じにくすんできて雰囲気が出るはず。ベルトの幅は35mmぐらい。ベルトも全て自作したが、ベルト用の革は最初から35mm幅に切断されているのを買うべきだった。1,000mm以上の直線を切り出すのは非常に難しい。

内側はポケットも何も無い。小物を入れると、中でガサガサと動いてしまうだろう。フラップは大きめにしてみた。大きい荷物を入れても大丈夫なように。また、大きい荷物用にベルトも長めにしてある。


仕上げにSEIWA社のレザーフィックスという仕上げ剤を塗ってみた。要は水溶性のワックス。丁寧に塗ったつもりが、かなりムラになってしまった。これよりも、防水スプレーでも吹いた方が良いかも。でも、隙間だらけなので、それも気休めだな。雨が降ったら、内側にジャンジャンと水が入るはずなので、底に水抜き穴でも開けたほうが良いかもしれない。レインカバーを別途買いますかな。


キットではなく、設計も含めた自作の革細工の第一号としては、まあまあの満足が得られる仕上がりだな。細かいミスは沢山あるがキニシナイ。それよりも、何よりも、モノを作る事は楽しいよ。この感覚を思い出せたことは非常に大きい。自分で考えて何かを作るのは学生の頃以来だ。


作ってみて分かったが、市販のバッグは本当に良く出来ている。プロの仕事は偉大だ。その反面、どこで手を抜いているのかもチョット分かるようになった。手を抜いていないカバンはスゴイ。値段もスゴイけど、その理由もなんとなく想像できるようになった。