文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

革細工によるバイク用サドルバッグの自作奮戦記 未だに続く

今週は仕事から帰宅してから、暇を作って作業を継続。コバ落としではなくコバ漉き作業にも着手。書籍やネットでコバ漉きの情報を集めてみると、1)業者に頼む、2)革包丁を使う、3)コバ漉き用工具を使う、の三通りと思われる。また、コバ漉きの幅は大きくても10mm程度が多い。今回のような20mmもコバ漉きする事例は見つからなかった。


というのも、4mmちかい厚さの革を使って、サドルバッグの全面、底面、背面と側面を接続するには10mmほど接続用ノリシロを作る必要がある。リベット止めするからだ。ノリシロに10mm、曲げるために10mmの幅が必要になる。さらに全面から背面にかけてカーブする形状になっている。それも含めて曲げる(かなり強引に)には20mm 近いコバ漉きが必要になるのだ。


1)業者に頼む、は今回は無し。なぜならコバ漉きやってくれる業者が見つからないので。一応2)革包丁、3)コバ漉き工具の組み合わせ技でやってみることにした。しかしこれが難しい。一応、端切れで練習してみたが、あんまり思うような結果にはならなかった。コバ漉き用工具はpedi(元々はウオノメ削り道具)を使ってみた。上手く歯が当たらず、コツをつかむまで時間がかかった。また革素材の硬さが微妙に異なるので、同じような動作でも借り方が変わることも多い。革包丁もpediも切れ味が直ぐに落ちるので、刃を交換ししつつ作業を継続。なんとなくノリシロがとれるくらいのコバ漉きが出来た。だが、仕上がりはボロボロ。ガタガタの削り口になってしまった。厚さもムラがあるしね。