文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

オーダーの開襟シャツが開襟シャツになっていなかった その2

前回の続き。。。

開襟シャツが開襟シャツになっていなかったので、即日某百貨店Sへ送り返したら、担当から電話があったことは、既に書いた。着丈を測り忘れたので、身長が分かればこちらでなんとかするので、出向かなくても大丈夫、ということだった。「流石はプロだなあ」と、その時は思った。これが間違いだった。


今日の昼過ぎに、某百貨店Sから開襟シャツが届いた。思ったより速かったな。どれどれ、ちゃんと開襟シャツになったかな?と急ぎ包みを開く。おぉ、見た感じはそれっぽく出来上がっているじゃないの。でも?あれ?なんとなく全体的に大きいような。。。


開襟シャツを取り出し、羽織ってみると、あれ?なんだかダブダブ。それに着丈も長いような気が。。。以前に作ってもらった開襟シャツと比べてみると、着丈が10cm以上長い。肩幅と胴回りも明らかに大きい。これは本当に自分がオーダーしたものなのか?これで2度目だぞ。


再び某百貨店へ電話。ワイシャツ売り場へ回してもらう。電話口には担当のS氏が出た。着丈が長く、胴回りも大きいことを告げる。「まだ大きいですか?」みたいなことをあっけらかんと言うので、なんだか腹が立ってきた。このまま引き下がるわけにも行かないので、以前に作ってもらった開襟シャツと、このダメダメな開襟シャツ3枚を持って、直接某百貨店Sに行くことにした。


ワイシャツ売り場へ行き、担当S氏をお願いすると、「昼休みで1時間は戻らない」という。取り次ぎの店員が不審そうにこちらを見ているので、名前を告げる。するとこの件は伝わっていたらしく、急に態度が丁寧になった。「1時間も待てないので出直してくる」と伝えると「すぐに担当Sは戻ります」とのこと。さっきは「1時間戻らない」って言ったのにね。


程なくして担当S氏が現れた。届いた開襟シャツ3枚と持参した開襟シャツを並べてサイズの違いを説明する。明らかに某百貨店側のミスであるとのこと。「これと同じ開襟シャツをつくって欲しい」と伝えると、持参した方の開襟シャツを細かく測っている。そして「この開襟シャツを預からせて欲しい」と言ってくる。それ、あなたの店で作ったんじゃないの?と言いたかったが止めた。なんだか哀れに思えてきたよ。昨年ぐらいにオーダーシャツの工場を変えたらしい。それからダメになったのかもね。コストダウンの影響なんだろうか。


しかし、そんな優しい気持ちも次の言葉で消えた。「実は注文した生地はもうありません」と。何ぉ!じゃあどうすれば良いのかと尋ねれば、「別の生地を選んで欲しい」と。注文するときも散々悩み考えて選んだ3枚だったのに。仕方がないので、もう一度生地選びからやり直す。「金額は無視して選んで欲しい」とのことだが、だからといって、高い生地を選べるほど、私は神経が太くないのだよ。かといって、前回選んだ生地と同金額の生地はあるが、デザインが最低。申し訳ないが、前回より\1,000程高い生地を選ばせて頂いた。それも別に気に入った訳ではなく、消去法で残った生地だったりする。もっと沢山の生地があったはずなのだが、工場を変えた時に生地の種類もごっそり減ったのだとか。


来週の月曜日から四泊五日の研修に行かなければならないので、それに間に合わせるには、次の日曜日までに仕立てて配送してもらわなければならない。出来ないのなら返金してもらうつもりだったが「大丈夫です。必ず届けます」とのこと。本当に大丈夫なんだろうか?不安である。心配である。


真夏の炎天下にわざわざ交通費をかけて出向いたのだが、結果的に少しだけ良い生地になるので、まあ良しとすることにした。これで生地が同じだっら、交通費分は割り引いて頂かないと割が合わないよ。来週の日曜日に開襟シャツが無事に届くことを祈る。預けてきた古い開襟シャツが一緒に戻ってくるか?それも心配。なんだか忘れそうな気がするのだ。


某百貨店Sは某資本が入ってからというもの、あんまり良い話を聞かない。そんなことは無いと思っていたが、今回のトラブルで、そういうこともあるのかと、少し分かったような気がする。以前ならこういうトラブルは無かったのだが。もう、駅の反対側の某百貨店Tに乗り換えようかと思う。とりあえずカードは解約だ。