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EPSONリアプロTV生産販売終了

セイコーエプソン株式会社は、リアプロジェクションテレビ「LIVINGSTATION」の販売を終了した、LIVINGSTATIONは、子会社のエプソンダイレクト株式会社を通じて、ネット直販で販売されていたが、10月2日付で完売を告知。新規の受注受付を終了していた。

エプソン、リアプロジェクションテレビの生産販売を終了

自宅に55inchのリアプロTV(サンヨー製)がある。家電量販店やカメラ量販店では売っていなかった、楽天経由で購入した。そう、上記記事にも「ネット直販」とあるように、リアプロTVは点灯販売は殆ど無かった。現在も無いだろう。あったとしても、大型TV売り場とは遠く離れたプロジェクター売り場の隅だったりするので(新宿のYカメラの例)、まず、普通に大型TVを買いに来る人の目に触れることはまずないだろう。

つまり、自分の目から見ると「メーカーも販売店もリアプロTVを売る気が無い」と思う。50inch以上の大型TVだと、液晶やプラズマと比べてリアプロTVは安い。利益が低いから売りたくないのかも。なので、売る気の無いリアプロが生産販売中止になるのは、自然なことかと思う。リアプロユーザーとしては少し寂しいが。

液晶やプラズマと比較すると、リアプロは奥行きが厚い。でも、TVの下にHDDレコーダなど設置すると、その厚さは関係なくなってしまうので、リアプロの厚さはそんなに大きな差にならない。壁掛けにするなら別だけど。

リアプロの一番の不満点は、スイッチを入れてスグ写らないこと。年配の人ならば、大昔のテレビを思い出して頂ければ分かると思う。昔のテレビは電源を入れて、ブラウン管が暖まるまで映像が映らなかったのだ。リアプロも同じでランプが暖まるまで映像が出てこない。中にプロジェクタが入っているのと同じだから、仕方ないのだが。

リアプロの一番の良い点は、古い映画のDVDを見るときかな。液晶テレビ(実家に40インチ以上の液晶がある)で見るよりも、映像がギスギスしなくて良い感じ。誤解を恐れずに言えば、液晶と比べると映像が少しボケ気味。良くも悪くも映画の雰囲気が再現されると思う。

リアプロが欲しい人も居るとおもうので、商品ラインナップからは消さないで欲しいなあ。少なくとも、交換用ランプは供給して欲しいものだ。