文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

小田原漁港朝市

写真部10月のテーマ「食」を撮りに、朝の9時に小田原漁港へ出かける。ネットで事前調査すると結構なにぎわった雰囲気が伝わってくる。これは良い絵が撮れそうだと期待。JR早川駅で下車。自動改札も無くすごく遠くに来たことを感じる。駅前には「日本一駅から近い漁港」との石碑が建っている。なるほど駅前のR134を渡るとすぐに漁港だった。さて市場はどこかな?とグルリ眺めても、市場らしき建物は無し。よく見ると、漁港の屋根付きの岸壁に人が二列に並んでいる。その列の先頭で作業員らしき人が何やら木箱を並べている。これが朝市か?うむむ。朝市というより小規模な即売会。予想していた市場っぽい絵は撮れず。ちょっとガッカリ。

よくよく観察してみると、並んでいる人は整理券を持っているようだ。先頭の人は数時間前から並んでいるらしい。朝市開始時間になる。BGMはお魚天国。久しぶりに聴いた。木箱に魚が並べられた即席売り場(幅10m弱)に順番に人が進み、物凄いスピードで魚が売れていく。列はどんどん進み、20分ほどで終了となった。

この間、30コマほど撮影したが、あまり良い絵は撮れなかった。売り場には近づけないよう、ポールで仕切られているので、Elmarit 90mmを使ってみた。引いた絵をM-Hexanon 50mmで数カット。朝市最後の方は列も無くなり、お客さんもまばらになったので、近づいて撮影したが、朝市の担当者の方に撮影を注意されてしまった。遠くから撮影していれば、あんまり目立たないが、近くから撮影するとダメなんだな。事前に一言断りを入れておけば良かったと反省。

この朝市は小田原漁港従事者の方々が販売しているようだった。なので、あんまり客商売という感覚は無い様子で、お客さんに対しての言葉遣いが乱暴なのが気になった。これも味なのかもしれないが、客観的に考えて、あんまり気持ちの良い物ではない。