2006年秋にはLeicaのDigital機発表の噂も少し前からある。カメラ本体のサイズを考えると、フルサイズ撮像素子は難しいだろうなあ。APS-Cが良いところでは。そうすると焦点距離は1.5倍程度となり、広角は厳しいかな。
先日、横浜の大貫カメラで年配男性と店員との会話を思い出す。「銀塩カメラもワープロみたいに無くなってしまうんですかねえ」「あと10年は大丈夫でしょう」「そうですかねえ」
銀塩カメラは書道みたいな存在になっていくんじゃないかと思っている。実用ではなく完全に趣味、嗜みの世界になっていくんじゃないかと。そうなると、銀塩カメラに求められるのは、伝説や伝統だったり、味わいや風合いだったりするんじゃないかな。アナログLPのような世界だな。既になりつつあるような気がする。
思えば、アナログLPからCD、ブラウン管から液晶（プラズマ）、銀塩からデジカメ、有線電話から携帯電話も含めて、アナログからデジタルへの変遷をリアルタイムで体験出来ているのは幸運だな。
