文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

相手立場に立って考えなさい、と言われても。。。

ワイフの調子が悪く看病に勤しむ。看病するのも楽じゃない。などと書くと「病人の辛さを全く理解していない!」とお叱りを受けるのだろう。「病人のわがままを聞いてあげるのも看病のうちだ」とおっしゃる方もいらっしゃるだろう。「そういう態度が病人を傷つけるのだ」と言われてしまうんだろうなあ。その通りですよね。すみません。

こういった場合に「相手(病人の)立場に立って考えなさい」と良く言われる。が、「相手の立場に立つ」などなかなか出来るものではない。相手と自分の境遇な似通っていれば、多少は相手の立場も理解できるだろうが、往々にしてそのような場合には「相手の立場に立って考えなさい」などと言われたりしない。そんな事を言われる前に、自然と相手の立場で考えて行動出来る。

意識的に相手の立場にたって考えなければならない場合は、相手と自分の境遇がかなり異なる場合だろう。境遇が違うので、相手の立場で考えられないんだよね、というか相手が何が困っているのか理解に苦しむ、正直言うと理解できない。

境遇の違う相手が困った状態に有る場合、自分から見ると、1)単なる選択の問題、2)不可能な問題、の2パターンが多いような気がする。

前者は何かを決定しなければならないのに、決めあぐねてグダグダしている状態。どちらを選択してもメリット・デメリットがあるケースとか。俗に言う「決めの問題」。悩む時間が勿体ないので早く決めたら良いと思うのだが、相手にしてみれば、一発大逆転の良い解決方法が有るはずだ、と思いこんでいるような気がする。

後者はどうやっても不可能な問題に悩んでいるケースも多い。現実的に考えて不可能なのだが、ここでも一発大逆転の良い解決方法を探している。だが、見つからない。それで悩んでいる。時間が勿体ないので早く諦めた方が良いと思うんだけど、相手にしてみれば、諦めきれないのだろう。

早く諦めて、別の新しい楽しみを見つけた良いと思うんだけど、こういう考え方は「冷たい」と言われてしまう。特に女性にはこういう考え方は受け入れられないようだ。。。そうですよね。すみません。