文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

一澤帆布製造中止

前回もご報告いたしましたが、一澤帆布工業株式会社 代表取締役 一澤信太郎氏の申し立てによる、工房明け渡しの仮処分を京都地裁が認め、3月1日午後2時に強制執行されることになりました。これにより「一澤帆布」の製造部門である一澤帆布加工所は、立ち退きの準備に入らざるをえなくなり、現在一切の商品の製造を休止しております。

なんてこった!年末に行ったときにもう少し買い込んでおけば良かった。あぁ、あのとき買わなかったリュックはもう手に入らないのか。。。小型ボストンバッグも。。。時計バンドも。。。

一澤帆布に訪れる客は確かに観光客が多く、観光名所のようになってはいたが、その客の中で一澤帆布の鞄を抱えて買いに来る人が多いと思う。リピーターになっている、熱心な顧客をないがしろにして、自らの利益に走るのは駄目なんじゃないか。一澤帆布ブランドの価値は何なのか?を考えて欲しいなあ。残念だ。職人である一澤信三郎氏は新しいブランドを立ち上げるだろうから、そちらを応援したい。現在自宅にはワイフと娘の分を会わせて10個以上の一澤帆布の鞄がある。貴重品になってしまったなあ。