文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

このところワイフの体調が悪い。不穏な言動が続き皆が不安になる。それでも、入院していた昨年に比べれば、今は自宅にいるだけ良い。この手の病気に関する本を読んだり、講演を聴いたりしている。「必ず直る病気ですので、医師の診断を受けましょう」というメッセージは患者さんに対しては正しいメッセージだ。しかし、長きにわたり闘病生活を送っている人々がいること、治癒しても再発に怯えている人が多いこと、非常に個人差が大きいこと、などはあまり伝えられていないような気がする。あたかも内臓疾患と同様であるかのような印象を植え付けるのは良い面もあるが、内臓疾患のように確立された(画一的な?)治療法が無いという面を隠してはいないだろうか。自分の印象だと、ガンよりやっかいな病気だと思う。