文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

廃盤音源を配信して欲しい

ROCK'N ROLL DIARY

ヒートウェーブの山口洋さんが、ヒートウェーブのエピックソニー時代の、既に廃盤になっているアルバム5枚を、ネットで配信して欲しいとソニーの法務部へ直談判したらしい。配信ならば廃盤という概念が無い。

こういう流れになるのは自然だと思う。だが、私も会社勤めしているので、会社側の事情もなんとなく想像できる。「その廃盤を配信するのにかかるコストと、その廃盤を配信したらいくら儲かるのか?をはっきりさせろ(要は数字を出してこい)。儲けが出るならやる。」と会社は言うだろう。会社は営利目的の団体だからね。

廃盤音源を配信するコストなどたかがしれていると思うのだ。本職の人がやるEncodeと我々素人のEncodeにどれだけの違いがあるか分からないが、少なくとも完全手作業で1曲毎に最適化しているとは思えない。やったとしても自動最適化だろう。配信用のHDD容量も、最近はHDDも安いので、コストがかからないだろう。もっとも大きなコストはこれらの作業をする社員の工数だろう。

以前から音楽配信は興味を持って使っているが、配信曲数が少ない、聴きたい曲が無いサイトはあまり使わなくなってくる。エンコードの方式の違い、支払い方法の違い、対応デバイスの違いなど、音楽配信サイトの比較ポイントは色々あって、それぞれ一長一短だったりするが、配信曲数の多さは絶対正義だと思う。

ソニーに限らず、他のレコード会社の方々も、廃盤音源の音楽配信を是非是非前向きに検討をお願いいたします。