文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

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「ヲタク1枚」。映画館の窓口でこう告げると、入場料が割引になるサービスが話題を呼んでいる。藤沢市のJR藤沢駅北口、遊行通りにある個人経営の映画館「フジサワ中央」は、公開中の映画「電車男」にヲタク割引料金を設定、入場券を買う際、「ヲタク」と自己申告すると、入場料が1300円となる。

昔々、この「フジサワ中央」でバイトしてました。懐かしいなあ。まだF支配人が頑張っているんだろうか。このアイデアを出したのは誰だろう?F支配人がこんなアイデアを出すとは思えない。もしかして、以前に働いていたUさんがフジサワ中央に戻ってきたのかな。Uさんならこんなアイデアを言い出しそうな気がする。

東映マンガ祭りか何かの宣伝のために、私がプロゴルファー猿の着ぐるみを、Uさんがドラえもんの着ぐるみに、もう一人がオバQの着ぐるみに入り、当時は支配人じゃなかったFさんの運転するトラックの荷台に乗り込んで、藤沢市内を走り回ったことがあった。子供が集まる公園などで割引券やチラシを配って回った。冬だったけど着ぐるみの中は暑くて汗だくだったなあ。トラックの荷台でグッタリしているドラえもんプロゴルファー猿とオバQ、端から見ると異様な姿だったろう。一日中トラックで走り回って、夕方映画館に戻った。今は亡きK支配人が近所の中華料理屋で中華丼を奢ってくれた。その時の中華丼は最高に美味かった。

楽なバイトだったなあ。映画は見放題だし、暇な時はマンガ読んでたし。映画館の看板も描かせてもらったし、映写機も回してたし、もちろん掃除も荷物運びもした。時給500円の安いバイト代は当時一緒に働いていた女性とのデート代に全部消えた。その女性がワイフなんだけど。