文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

徒然

電車の中吊り広告のプレイボーイを凝視している女性を発見した。時々手元の文庫本に目を落とすが、またすぐにプレイボーイを見上げている。ベッキー系のきれいな人なんだが、彼女は何に心ひかれたんだろうか。やっぱり水着グラビアなんだろうか。問うてみたいが、嫌われるだろうなあ。嫌われるだけならいいが、痴漢扱いは嫌だな。セクハラであることは間違いない。

街行く女性を眺めては、その仕草や振る舞いに、勝手な解釈を付けて、やるせない気持ちに揺れ動いてしまう。10年経っても、こんな気持ちになるんだろう。10年前もこんな気持ちだったのだから。むしろ10年前より、気持ちは揺れ動いてしまう。それは余計な知恵ばかりが増えているからなんだろう。それとも恋をすることが許されない立場だからか。うぅ、人生は切ない。