文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

一日目(実は下山後に思い出して書いている)

前日も仕事であまり休めないまま富士登山に突入。せめて午前中は休もうと思ったが、それさえままならず。出発1時間前になってようやく準備を始める。何を持っていくのか良く分からないまま、補給食だけは大量に持っていく。

ワイフに見送られて自宅を車で出る。厚木のO氏宅でO氏の愛車に乗り換える。まだ新車のスカイラインクーペ、しかも赤、さらにMTの3.5L。豪奢な車の助手席は快適で、東名を飛ばしても、安心感に包まれている。集合場所の足柄SAに16:00到着。N氏、K氏、それに中国からの留学生T氏と、今回の登山隊5名が集合。一路須走口五合目を目指す。途中コンビにで今晩の夕食と飲み物、補給食などを買う。

陸上自衛隊駐屯地を横目に見ながら、富士あざみラインを飛ばしていく。途中22%勾配らしい難路を上り詰め、難なく須走口五合目に到着。駐車場はまだ開きがある。例年より暖か。その証拠に虫がいるし、鳥も鳴いている。五合目の売店で会社への土産を買う。駐車場にて夕食。風も少なく、天候も晴れ。例年に無く穏やかな五合目である。

日が暮れると満天の星空。月も隠れているので、素晴らしい眺め。人工衛星も見えてしまうほどだ。天文ファンにはたまらないだろう。自分は天文関係は全くダメ。あれが何座だと言われても、全く分からない。昔々に付き合いかけた女性が天文マニアだったことを思い出した。一度プラネタリウムに行ったことがあったが、きっとお互いに違うことを考えていたのだろう。縁が無かった、無縁の関係だったのだな。

20時過ぎに社内で寝る、というか横になる。深夜からの登山に向けて。正直、今年は上りきる自信が無い。