文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

お前は42年後に同じ映画館でSTARWARS完結作を見るのだ

STARWARS「スカイウォーカーの夜明け Episode IX」を見てきた。公開からだいぶ時間が過ぎたが、完結作なので映画館で見たかった。STARWARSの最初の作品 Episode IVを見たのと同じ映画館、相鉄ムービルで完結作を見たかったのだ。

正確に言えばムービルは移転していて、もとの相鉄ムービルは今の横浜シェラトンの位置にあった。Episode IVは1977年公開。当時の相鉄ムービルは今のシネコンの走りだったのかも。一つの建物の中に複数のスクリーンがあって、ヒット作は大きなスクリーンの劇場で上映していた。今では考えられないが、満席で立ち見もあったり、入れ替えも無かった。それでも大ヒット作は入れ替えがあったのだが、何となく2回連続で見れたりしたものだ。大雑把な時代の話だ。

Episode IVの時はまだ小学生だったが、当時から一人で行動するのが好きで、一人でEpisode IVを見に行った。今のようなチケット制ではないので、チケットを買う列に並んで、チケットを買ったらそのまま劇場に入ることが出来た。先に書いたように満席でも押し込む感じで、通路に座ったり、劇場の最後尾で立って見ることが出来た。立っても座っても料金は同じだが。

チケットを買って入ったら運悪く満席で通路で座って見た。それでも物凄いモノを見て大感動だった記憶がある。オープニングのテーマ曲を聴くと今でも鳥肌が立つことがある。スクリーンに釘付けになり、時間があっという間に過ぎて感動のエンディング。そのままどさくさに紛れて2回連続で見てしまった。2回めでも感動した。素晴らしい映画体験だった。

その相鉄ムービルでSTARWARSの完結作(一応完結ということになっているらしい)を見ることになるとは。すっかり初老という年齢になって見ることになるとは。当時の小学生だった自分には想像もつかないだろう。お前は42年後に同じ映画館でSTARWARS完結作を見ることになるのだ。と、当時の自分に伝えたい。