偏頭痛。分かる人には分かるが、分からない人には分からない、という何も言ってないに等しい表現だが、正に、分かる人には分かる、とてもシンドイのだ。自分が偏頭痛だと分かったのは30歳ぐらいになってから。ただの頭痛持ちだと思っていた。
頭痛は小学生の頃からあった。体育の時間が辛かった。頭が痛いのに走ったり、飛んだりするのは辛い。辛い顔をしていると体育の先生にとても怒られる。イヤイヤやっているのかっ!やる気あるのかぁ!と。辛かった。
数年前から偏頭痛のお薬を処方して頂いている。頓服薬で痛くなったら飲むタイプ。薬の名称は伏せるが、1錠1000円、保険が効いて1錠300円。とても高価なお薬だ。なので偏頭痛がしてもパクパクと飲む気分にはならず、時々我慢していた。それでも最近は偏頭痛がひどくて週に2回ほど頓服薬を飲んでいた。
それを週末の通院で、頓服薬の回数を聞かれて
「XXXは効きますか?」
「まあ効きます」
「どれぐらいで効いてきますか?」
「飲んでから1~2時間ぐらいです」
「週に何回飲んでます?」
「最近多くて2回か3回です」
「週2回は多いね。飲みすぎるのは良くないんだよ。予防薬を試してみましょうか」
「?そんな薬あるんですか?」
「毎日飲むタイプ。漢方もあるし、軽いのもある。軽いのから試しましょうか」
というここで、偏頭痛の予防薬を飲むことになった。
分かる人には分かると思うが、「偏頭痛の予防薬」というワードが、どれほどの幸福感を与えてくれたことか。古い表現だが「ワクテカ」という感じだ。
あの偏頭痛が起きなくなるのか!本当か?本当ならスゴイことだ!!!
昨日から予防薬を飲み始めた。この薬だけは毎日欠かさず飲むぞ。これで偏頭痛が1ヶ月起きなかったとしたら。。。と考えるだけで幸福感に満たされる。
分かる人には分かると思う。
ちなみに、偏頭痛の予防薬は安い。頓服薬と比べるとものすごく安い。