文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

Chase Bliss Audio Brothersを試す

昨日は池袋のサンシャインシティで開催されていた技術書典に行った。いつもは空いている駐車場がどこも満車だったので、仕方なく新宿まで戻り(新宿にも所用があった)、駐車場に愛車Z4号を駐めた(新宿は駐車場も多いし定額2000円以下)。JRで大塚まで行って、都電荒川線サンシャインシティへ。

しかし技術書典は午後にもかかわらず待ち時間が1時間とのこと。待つのは辛いのでI氏にあえず残念だが諦める。JR池袋駅に戻る途中でイケベ楽器に立ち寄る。そこに以前から探していた"Chase Bliss Audio"のBooster/Overdrive/Fuzzの"Brothers"があったので、試奏させて頂いた。Budapestの楽器屋で見つけて以来、試したいなあと思っていたのだ。

Chase Bliss Audio/Brothers

Chase Bliss Audio/Brothers

 

 Chase Bliss AuidoのエフェクターはAudio信号はアナログで、制御系はDigitalという変態的なコダワリの作りになっている。制御系はメモリ可能でMIDI外部制御も可能。

Brothersは2系統の回路を持っていて、それらを直列/並列に接続でき、回路ごとにBooster/Overdrive/Fuzzを切替可能で、しかも回路はFETとICで回路設計が異なる。当然、回路ごとにON/OFF可能。更に背面のDIP Switchで細かい設定変更も出来る(True bypass or notとか)。もう何でも出来る感じだ。

試奏用にLes Paulをお借りして、各FET/IC回路ごとのBooster/Overdrive/Fuzzを試す。BoosterはClean Boosterという感じ。全帯域で押される感じだ。なるほど、FET/ICの違いは比べれば確かに分かる。Overdriveは回路の違いがもう少しはっきり分かる。個人的にはFET回路の方が好みかも。Fuzzは違いが良くわからないが、どちらも良い感じ。

2回路を並列で鳴らすと、ちょっと不思議な感じで、OverdriveとFuzzの組み合わせだと、Fuzzを減らして、Overdrive多めにすると、ロングトーンでFuzzの方が伸びるので、OverdriveからFuzzに少しずつ変わっていくような、そんな音が出せる。これは結構気に入った。直列だとBooster->FuzzだとBoosterのON/OFFで歪み量を制御できたり、Overdrive->Boosterだと単純に音量の大小の切り替えとか、アンプ直結すればアンプ側の歪の量も変化させられたりして面白い効果が狙えそう。

ただしOverdriveの音色があんまり気に入らなかったし、値段が4万円というのもひっかかって結局買わなかった。楽しいけどねえ、OverdriveもBoosterも既に持っているしなあ。Budapestで試奏していたらその場で買ってしまったかもな、お土産として。

Chase Bliss Audioとは関係ないが、エレハモのRavish SitarがOUTLET特価23,000円になっていたのが気になった。たぶん、一発勝負みたいな音が出るだけだが、ちょっと欲しかったなあ。

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