文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

Vienna 2nd day

朝起きると8時ぐらい。昨日はスーツケースを持って移動したので疲れたのかも。足と腕が少し痛い。やはりキャスター付きのスーツケースが楽だが、もう少しやせ我慢しよう。身支度をしてHotelで朝食を頂く。噂通り朝食にはご飯、味噌汁、焼き鮭、卵焼き、納豆が用意されていたが、今日は食べずに普通に洋食とした(洋食という呼び方がなんとも)。エッグベネディクトを注文して作っていただいた。Pragueで食べたほうが美味しかった。差はパンだろうな。Pragueは少し甘くてカリカリしたパンを使っていたから。

Hotelを出て劇場博物館を見に行く。演劇系の展示があるかと思ったが、実際にはオペラとバレエの劇場とそれらに関する絵画の展示だった。ちょっと期待はずれ。それから少し郊外にある楽器屋に行ってみることに。トラムと地下鉄を乗り継いで30分ほど行くと、gasometerという19世紀末から80年代まで使われていたガスタンクの歴史的建造物を利用したショッピングセンターとmusic cityという音楽系の専門学校や設備、ショップが併設された施設がある。ここにklangfarbeという大きな楽器屋があるのだ。店舗面積はかなり広く、日本にはこれだけ大きな楽器屋は無いだろう。御茶ノ水のクロサワ楽器の総床面積を合わせれば同じぐらいかも。そこにギター、ベース、キーボード、ドラム、DJ、PAなどかなり広範囲な商品が展示されている。ただし、ギターやベースの種類は日本の楽器やと比べると少ない。その分、展示にゆとりがあるので、日本のようにギターにぶつかったりとかはしない。なかなか良い雰囲気の楽器屋だ。一通り見て回ったが、それほどレアものは無く、広く浅くという感じ。海外の楽器屋でレアモノがあったのはParisとAmsterdamぐらいか。Custom Shop系など高価なものは別の防音部屋になっており、試奏も防音ブースが複数あった。Ampの品揃は日本以上だろう。Chase Bliss Auidoのエフェクターが欲しかったが日本でも同じような値段で売っているので買わずに済ませた。記念にロゴ入りバッグを2つ購入。この辺で我慢しよう。

gasometerのMac Cafeでお茶してから、ベルベデーレ宮殿へ移動。ここからだと近いのだ。人気観光スポットでチケット買うの大変かと思ったがアッサリ購入。上宮に展示されているクリムトを見るのが目的だ。入ってスグのホールにクリムトのKISSが展示されているが、どうみても複製。みなが並んで記念撮影しているが、たぶん記念撮影用に複製を置いてくれたんだろう。感謝したほうが良いのだろう。一番奥の部屋に本物のKISSが展示されている。なかなか見応えがある。名画といわれるだけある。その名画の前でバッチリとポーズを決めて記念撮影する中国人ツアー客が多くてゲンナリする。せっかくの名画が台無しだ。ボサボサの髪にサンバイザー(懐かしい)、安っぽい服にカバンといういでたちだが、よく見るとサンバイザーはクリスチャン・ディオールのロゴがデカデカと入っているので、たぶん高価なものなんだろう。お金持ちなんだなあ。

ベルベデーレ宮殿を出たところにあるギリシア料理やでランチを食べる。フレンドリーな店員のオススメのミートボールのトマトソース煮を注文してみたが、これが美味しい。こういうスパイシーな料理が西欧料理には少ないんだな。スパイスが欠けているんだと分かった。

旧市街に戻り、お土産物など眺めてブラブラする。少し疲れたので早めの夕食とする。ViennaといえばSweetsが有名なので、Cafeで晩ごはんとする。Viennaで有名なCafeといえばCafe Sacher。ザッハートルテ発祥の店として超人気の店。ちょっと行ってみようかと店まで行くと長蛇の列。アジア系だけでなく、世界中で人気なのかも。というか、どの言語のガイドブックでも内容は同じなのか。

長蛇の列に並ぶのはイヤなので、Cafe Sacherの先にあるCafe Mozartへ行く。このカフェは映画「第三の男」に登場することで有名だが、観光客への人気はイマイチ。ただパフェなどSweets系のメニューは充実しているので、個人的にはオススメ。居心地も良い。新聞雑誌なども読めるので(ドイツ語で読めないですが)長居もOKっぽい。注文は定番のシュニッツェルとザッハートルテにメレンゲを追加してもらった。メレンゲは全く甘くないので、甘いザッハートルテとの相性は良い。量的にはヘビーだが食べられてしまった。ウインナーコーヒーも頂いた。なかなか良い店だと思う。

ホテルの直ぐ側なので、ホテルに戻りシャワーを浴びて就寝。明日は旅行最後の観光になる。