Lap Axe Travel Guitarを買ってしばらくたつ。今まで弦を交換していなかったので、Les Paulの弦交換のついでに、Lap Axeも弦交換することにした。今まで、さんざん色々なギターの弦を交換してきたが、Lap Axeの弦交換はちょっと難しかった。YouTubeにあるようにやったのだが、ちょっとコツがあるようなので、メモしておく。
[1] 古い弦を全て外す
ブリッジエンドのチューナーノブを緩める。ここで緩めすぎると、ノブが外れてしまうので要注意。もしノブが外れてしまったら、またネジ込めば問題ない。
弦が緩んできたら、ネックのヘッドにあるカバーを外す。そのためにギター付属のヘキサレンチでネジを2本外す。
次にヘッドの弦を止めているイモネジをヘキサレンチ2.5mmで緩める。このヘキサレンチはギターに付属してないので自分で用意する。ここで大事なのは、どの程度の強さでイモネジが締められているかを覚えておくことなんだが、そんなこと感覚的に覚えられるはずがない。これが大事なのは後々わかる。
イモネジが緩んだら弦が抜けるので、ブリッジエンドから弦を抜く。面倒だったらニッパでブリッジ手前で弦を切ってしまう。
[2] チューナーノブを緩める
チューナーノブを緩めて、チューナー部をネック側に寄せておく。これ大事。ただ先にも書いたが、緩めすぎるとノブが外れる。ブリッジのコマはオクターブチューニングの関係で弦ごとに前後しているので、ブリッジのコマまでチューナー部を寄せておく。
[3] 新しい弦を張る
チューナーノブから新しい弦を通して、ヘッドのイモネジの下を通す。そしてヘッドから出てきた弦の余り部分を引っ張り気味にしてイモネジを締める。イモネジを締めて弦を固定するのだが、ここでイモネジを締めすぎると弦が切れることがある。弦が切れるとせっかくの新しい弦がゴミになるので要注意。なので、先に書いたように、どれぐらいの強さでイモネジを締めるのが良いのか、最初に感覚的に覚えておくのが大事になる。って、そんなこと覚えてられない。イモネジの締めが甘いと、弦が外れてしまう。この状態で外れたらやり直せば良いのだが、この後でヘッドから余った弦をカットするので、カットしてから弦が外れると、その弦はゴミになる。
なので、ちょっと邪魔だが、しばらくは余った弦はカットしない方が良いかもしれない。自分は余った弦を小さめに丸めてある。
[4] チューニングする
チューナーノブを回してチューニングする。普通のギターだとキツめのチョーキングとかして弦を少し伸ばしたりする。Lap Axeでも同様にやるのだが、ヘッドの弦の固定が甘いと弦が外れるので要注意。
ちなみにLap Axeのチューニングには、最近流行りのクリップ式のチューナーが使えない、というか使いにくい。クリップで挟める薄い箇所がほとんど無いのだ。自分は強引にヘッドの部分にクリップチューナーを挟んでいる。もしくはボリュームかトーンのノブに挟むしかない。エフェクタータイプのチューナーがベストだと思う。
挑戦的な設計のギターなので、色々とこなれてない箇所は多い。が、それ以上にサイズとサウンドは魅力的なギターだ。もう少し使う側がなれる必要があるのかも。