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Amsterdam 2nd Day :: Amsterdam Pride Parade観戦

今日はPride Parade。朝食を食べながら計画を考える。NetでParade観覧のBest Placeを検索するも出てこない。朝早く行ってお気に入りの場所で観戦!みたいなことだけだ。日本人だと「Pride Parade攻略」とか考えたくなるが、Amsterdamだとそうでも無いのか。後に攻略法があることを知るが、旅行者にはかなり難しい方法だった。

Paradeは13時からStartだが、早めに行く方が良いだろう。10時半ぐらいにHotelを出発。そこから徒歩でParadeのルートになっている運河へ移動。途中スーパーで飲み物と食料を調達。Paradeは13時から17時までなので長期戦に備える。

運河の両脇に大小様々なボートが停泊していて、運河の岸壁に腰掛けるとParadeが見えない場所も多い。腰掛けてもParadeが見えそうな場所は、昨日の運河クルーズである程度目星をつけておいた場所へ行くと、結構人が集まっている。とはいえ運河沿いに人がびっしりというわけでもない。レジャシートを敷いたり、アウトドア用の椅子を並べたり、地元民の皆様も集まってきている。

橋のたもとに岸壁が少し水面から高さがあって、その前に停泊しているボートも大きくない、良さげな観戦スポットがあったので、そこに陣取ることに。大きな木の下なので日陰にもなるだろう。

停泊しているボートの中ではパーティーの準備中。ベストな攻略法は運河に停泊したボートから観戦することのようだ。ボートのオーナーなのか、ボートをレンタルしたのかは分からないが、これは旅行者には難しい。目の前のボートで一人パーティーの準備をしている好青年からダンボール箱を2つ頂いた。お尻に敷くと良いとのこと。ナイスガイだ。

Paradeまで時間があるので、ワイフに留守番してもらって近くの楽器屋とおもちゃ屋に買い物に行く。お目当てはTravel Guitarなのだが、最近のアコギブームでミニサイズのアコギは多いが、エレキは全く見ない。Stokholmの楽器屋のHofnerが例外だ。普通のギターの在庫は素晴らしく、ちょっと試奏したくなるのが多かった。カタログで見ないFender Telecasterの変形モデルとか良さげ。GibsonFenderのCustom Shop Onlyの売り場もあったりして超いい感じだ。まあ、普通サイズのギターは持ち帰りが大変なので諦めてお店を出ようと思ったら、店頭に梱包用のダンボールとか緩衝材が積んである。クッション代わりに良い感じ。ただでもらうのも気が引けるので、ピックやらキーホルダーなど小物を買ってから、緩衝材を頂けないか交渉してみた。あっさりOKだったので、ワイフの分を含めてひと抱えの緩衝材を頂いた。多謝。

緩衝材を抱えてParade会場に戻る。途中にSF専門のおもちゃ屋があるので立ち寄る。昨年も来たら閉店していたことをお店のひとに伝えると、昨年はバカンス中だったのこと。色々と興味深い物が多い。日本製アニメの商品が大半だった。シンゴジラのテッシュケースがどうしても欲しくなってしまい衝動買いする。日本で買えば良いのにな。表情と抱き心地が良かったのだ。

Parade会場周辺は先程とは変わって大混雑。周辺のお店も店頭でビールやら食べ物を売り始めた。文字通りのお祭り騒ぎだ。集まってくる人もエキセントリックなファッションの人が多い。ハードゲイ、半裸の若い女性、ラメピンクのレオタードの男性、男性器を形どった風船を抱えた子供、もう何でもありだ。ワイフのところへ戻ると、先程は余裕があった場所が私一人分しか空いてない。緩衝材をクッション代わりにして座り込む。Paradeまでは時間があるので、スーパーで買ってきた食料で軽くランチにする。周囲でもビールやワイン、ピザ、パンケーキなど思い思いの食事をしたり、ハッパをキメたりしている(匂いですぐ分かる)。目の前のボートにも人が集まり始めてパーティー状態になっている。全裸に限りなく近い男性、水着の女性、頭にラメを塗ったおっさん、酒を飲みまくっている。

Parade開始時間になったが、Paradeは現れない。公式サイトで確認したら自分がいる場所はスタートから2/3ぐらいの位置なので、まだ登場しないのだろう。

開始から1時間ほど過ぎてからParadeの先頭が現れた。水圧で空を飛ぶギリシャ神話の仮装した人なんだから、周囲の観客は熱狂。これは凄い。圧倒的なパフォーマンスだ。その後に続くボートは大音量で音楽を流しながら、マッチョ、ハードゲイ、パーティークィーン、ほぼ全裸にペイント、宝塚エンディング、Queenのコスプレなどの奇抜な団体から、オランダ政府、警察、軍隊などの真面目に制服を着た団体、中東イスラム系などの国家系の団体、エイズ支援の募金を集う団体とか様々。流す音楽もEDM系だったり、ABBA(観客も皆歌っていたので、EU圏では誰もが知っている音楽なのだろう)、SOUL系など様々。その間も自分の背後に人が押し寄せてきているし、目の前のボートにも次々に人が乗ってくる。文字通りのお祭り騒ぎだ。日本でこれくらい盛り上がるお祭りはあるだろうか。

Paradeは17時までだが、16時ぐらいになって流石に疲れてきたのでHotelに戻ることにする。硬い場所に数時間座り続けたので、足腰がガタガタだ。ホテルのバーで氷水と冷えたレモネードをお願いした。オリーブとスナックを出してくれたんのだが、スナックが小さな歌舞伎揚げとピーナッツだった。こちらにも流通しているのか。

バーで一休みしてから、ドラッグストアで買い物に出る。トラムで移動したが街中は大変な混雑。トラムもまともに走れない。買い物を済ませてドラッグストアを出ても歩道は人が溢れて歩けない。そのすぐ脇を自転車、バイク、クルマ、トラムが走っている。事故にならないのが奇跡。お気に入りの派手シャツのショップに立ち寄ろうとしたが、路上でレイブが始まったらしく通行止めで行かれず。明日改めて買い物に来ることにして、そのままホテルに戻った。夕食はホテルのレストランを予約しておいた。明日の予定をワイフと相談しながら頂いた。相変わらず美味しい。