文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

音楽的無気力を超えて、自分より若いアーティストのファンになろう

nme-jp.com

新しい音楽を探さなくなる年齢について調べた新たな調査が公開されており、それによれば30代に近づいている段階でその危険性があるという。

この調査はフランス発のストリーミング・サービス「ディーザー」がイギリスのリスナー1000人を対象に行ったもので、「音楽的無気力」とも言える現象が実際にあるとし、そうなると新しい音楽を探さなくなるという。

この現象は平均すると30歳6ヶ月を迎えた頃に始まると、調査結果では述べられており、20代の終わりからそうした危険性があるという。

新しい音楽を購入しなくなる理由について訊かれた参加者は様々な要因を挙げており、子供ができたことや、単純に新しい音楽の量に圧倒されることなどが言及されている。

 この「音楽的無気力」になる理由の一つに「自分より若いアーティストが認められるかどうか」があると思う。壁があると思う。ちょっと心理的に抵抗があると思う。自分より若いアーティストを認めたくない、年下のヤツに追い抜かれたくない、とか。これは音楽に限らないですが、若い才能というのは、ある意味眩しいものなんじゃないかと。

この壁を超えるには、若い圧倒的な才能と出合えば、あっさりと壁を超えられる。そういう出会いがあるかどうか。

自分の場合はFlipper's Guitarのデビューだった。小山田くんと小沢くんの才能にやられた、完全に負けた、純粋にスゴイ、と思った。そこからはそのアーティストの年齢を問わず、いろいろな音楽を聞き始めた。

「音楽的無気力」になる理由に、仕事や生活が忙しくなって、新しい音楽を探す心の余裕が無くなってくる、というのもあると思いますが、昔と比べて、YouTubeやStreamingなどの出会いの機会はものすごく増えている。AmazonなどのRecommendationも増えているので、こちらで探さなくても提案してもらえる機会も増えている。この辺の感度が下げないように意識していれば大丈夫かと。

もう少し年齢が行くと「自分の子供より若いアーティストのファンになれる」かどうかの壁があると思う。私はあっさりその壁を超えてしまったが。