文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

ロック体験の原点

昨日の午後はお休みを頂いて、中野ブロードウェイで開催中のマカロニほうれん荘展を見学してきた。おもったよりも狭い展示会場で、平日なのに人がたくさん来ていた。年配の人が多いのかと思ったら、そうでもなくて、20歳代の人ばかり。そんなに有名な作品だったのか。

自分にとって「マカロニほうれん荘」とは、ロック体験の原点だ。トシちゃん25歳やきんどーさんが、ドカーンと効果音と共にロバート・プラントジミー・ペイジに変身したり、突然、フレディー・マーキュリーやブライアン・メイになって叫んだりするのだ。当時小学生だったので、これは何?!と、興味津々で調べると、そこに「ロックな世界」があった。「マカロニほうれん荘」自体にも衝撃を受けたが、それ以上に「ロックな世界」に衝撃を受けた。あぁ、世の中にはこんなにカッコイイ世界があったのか!と。

これがきっかけとなり、ギターが欲しくなってしまい、何故か親にはガットギターを与えられて禁じられた遊びを練習させられるが、小学4年生に弾けるわけもなく、それ以上に「ロックじゃないギターは意味が無い」と弾かなくなるのだが、何故か6年になってフォーク・ミュージックに目覚めてガットギターで練習をはじめ、アコギを手にれてフォーク沼にハマる。以降中学時代は暗黒フォーク時代が続き、肝心のエレキギターを手に入れるのは高校生になってからだが、何故かフュージョン沼とプログレの森に迷い込み、テンション・コードと変拍子と速弾き小僧になる。

でも、時折、ロックの神様が降臨して「Lemon Songを弾くのじゃ」「何はなくともOver the mountain」とご託宣を受けたりする。ロックの神様はトシちゃん25歳ときんどーさんの姿をしていたりするんだな。