文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

そろそろ色々なことを諦めても良いのでは

我が家の娘さんと話をしていると、なんとなく満点至上主義を感じる。完璧であろうという気持ち、というか。

そういう話を聞いていると、もう、そろそろ色々なことを諦めても良いのじゃないかな、と思う。それが、娘さんには上手く伝わらない。娘さん世代の価値観を分かってないから、こちらの説明の仕方が悪いのかもしれない。

娘さんの話を聞いていると、スマホの使い方にしても、ファッションにしても、就活にしても、「こういうカタチでないとダメ」みたいな思いが強いような気がする。何事にも正解があって、正解でなければダメ、みたいな。

我が家の娘さんなので、そんな風に育てた覚えはないし、自分もワイフもお世辞にも大人とは言えない、中途半端な自分勝手な人間だったりする。それが反面教師になってしまったのかなあ。

こう書くと、娘さんは完璧主義者のように聞こえるが、実際やっていることは完璧とは程遠いし、完璧に出来ないことがそんなにストレスになっているようにも思えない。

ただ、娘さんと話してみると、学校とか友達からは「世の中的に正しくあらねばならない」というプレッシャーがあるのだと。そういう価値観があるのだという。

それはシンドイよねえ、生きづらい時代だな。

その原因は、情報が過多なのがイカンのか、ネットで正解(と錯覚しやすい何か)がすぐ手に入る(もしくは、手に入ったように感じる)のがイカンのか。

老齢になると、色々なことを諦めるという話を聞いたことがあるが、若い人ほど完璧にやらず、諦めても良いんじゃないかな。

老齢の人より若い人の方が辛そうに見えるから。事実、若い人の方が辛いのだろう。もう少し若い人が楽に生きる方法はないだろうか。全てを諦めるのはダメだと思うけど。何か出来ることは無いだろうか?