文書生活 : TEXT LIFE

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台北旅行記:生地屋の話

多くの大都市には、たいてい生地屋街があって、東京だと日暮里、大阪だと船場、名古屋にもある。NYにもあった。パリだとモンマルトル。イスタンブールの生地屋街はアクセサリー素材も大量に扱っていた。

台北にも生地屋街があって、永楽布業商場というところがある。迪化街の少し北にある。この永楽布業商場の周辺に様々な生地屋とかボタンなどの洋裁アクセサリーを扱う店も集まっている。

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 今回訪れてみたら外装の大工事中で、一見すると営業していないようにみえる。入口近くには「営業中」みたいな中国語が書かれているので、かろうじて営業中であることが分かる程度。

店内は小さな生地屋が多数入っている状態で、それぞに特色がありそうだが、店の配置がカオス状態で、一度は道に迷う。それでもグルグルと彷徨っていると、なんとなく欲しい生地に辿りつ。

今回はRule Fishing Bagを作るべく、厚手の麻のバッカスなどを探していた。お目当ての厚手の麻のバッカスは意外と簡単に見つかった。値段を尋ねると200NT/1m程度と安い。安いからといって3mとか買うと重いので、ガマンして1mだけ購入。

しかし、その生地の近くに、藍染の刺子が色落ちしたような素晴らしい生地を発見。まるで、某ブランドで使っているような生地感と藍染の色落ち感。これを柔軟剤で柔らかくして、天日干ししてすこしヤレた感じに仕上げれば。。。さぞかし高価なんだろうと思って効いてみると、これまた230NT/1mと激安。これはガマンできずに3m買ってしまった。ステンカラーコートに仕上げてみたい。某ブランドだったら25万円はするな、きっと。

で、そのステンカラーコートの裏地は、ちょっとイヤラシイけどチャイナドレスの生地の安いものを購入してきた。本物のチャイナドレスの生地はシルクなんだけど、これは安物。でも、良い感じ。日暮里にも売っているが、生地幅が狭いし、それに高い。

そろそろ本格的に涼しくなってきたので、まじめにステンカラーコートを作らねばな。