文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

Z4号、事故にあう

だいぶ気持ちが落ち着いてきたので、書いてみる。

昨日の午後3時前に、自宅近くの川沿いの一方通行の道をZ4号で走っていた。11月も終わりの頃なので、この時間だとそろそろ日が傾いてきて、クルマを運転しているとちょっとまぶしい時もある。昨日もそんな感じで、その川沿いの道に入ってスグにウィンドウォッシャでフロントグラスをキレイにしたりしていた。

その川沿いの道路は見通しは良いんだけど、311地震の後から少し路面が上下するようになってしまったので、スピードも出せない状態。制限速度は40km/hなんだけど、自分は35km/hぐらいで走っていた(警察の実況見分でも35km/hでした)。

川沿いの道に入って、数百mぐらいのところに橋がかかっていて、その橋から川沿いの道に出るには一時停止になっている。結構分かりやすい標識と路面への記載だ(自宅近くなので良く知っている)。つまり、川沿いの道と橋を渡る道路は十字路になっているんだな。道幅と橋をわたる道に一時停止の指示があることから、川沿いの道が優先道路になる。

その橋を渡って一時停止せずに軽自動車が十字路へ直進してきた。その速度は分からないけど、40km/hは出てたんじゃないかな(後の実況見分は40km/h以上)。自分から見たらスゴイスピードだった。

あっ!!と驚いてパニックブレーキを踏んだけど、時既に遅しというか、Z4号のブレーキをもってしても止まれるわけがなく、その軽自動車の左のリアタイアの辺りにZ4号の鼻面がヒットして、軽自動車はZ4号の鼻面をゴリゴリと削りながら、右に傾いて、そのま横転しながらズザザザーッと滑っていった。。。

もう、驚いたのなんのって、自分からみたら、突然、軽自動車が右から左にすっ飛んでいって横転しながら滑っていったんだから。。。なんってこった。。。

急いでZ4号から降りて、横転した軽自動車に走り寄ると、車内で人が立っていた。横転した車内で人が立っていた。40才ぐらいの女性だった。女性は後部ドアを開けてクルマから出ていた。ちょっと手のひらを怪我したみたいだったが、それ以外は大丈夫と言っていた。「私の不注意で申し訳ありません」といきなり謝ってきた。そりゃそうだろうが、手のひらの怪我があるので、私が救急車と警察を呼んだ。

救急車が来る前にZ4号を移動させて、周囲を確認すると、あぁ(涙)、ナンバープレートと左のグリルが外れている(涙)。左右のライトはとりあえず大丈夫っぽいけど、少し傷が入っている。エンブレムも傷だらけ、バンパーとフロントパネルは交換だな。。。トホホ。。。

相手の軽自動車は横転してガラスが割れたようで、周囲にガラスの破片が散らばっていた。細かく粒状に割れるんだな。軽自動車からオイル等は漏れていないようだった。横転した軽自動車が道を塞いでいるので、Z4号のトランクから三角板を取り出して設置したりしていたら救急車が到着。運転していた女性は救急車内で治療が済んだみたいだけど、近くの病院に搬送された(1時間後に戻って、事故現場で実況見分したらしい)。

ほどなく運転していた女性のご主人が現れた。なにやら近くでやっているイベントに参加していたらしい。ご主人からも謝られて、Z4号の修理代を持つとのことだったけど、結局は自動車保険会社の範囲内での対応になるだろうな。

その後、警察から色々と事故の状況を聞かれて、調書を取られた。事故を起こした双方のどちらが良い悪いは関係なく、怪我した方が被害者、怪我してない方が被疑者になるとの説明を受けた。つまり私が被疑者だと。警察の手続きだとそうなるらしい。納得はいかないが、ゴネて長引くのもイヤなので、とりあえず警察からの質問には全て答えた。警察も慣れたもので、こちらを不運な人との扱いだったのが救いだった。質問は無いかと聞くので、「私も怪我をしたら?」と聞くと「両方被害者になる」とのこと。「後日、こちらから診断書を提出したら?」と聞くと「出したほうが良いかも」とのこと。つまり、この後、軽自動車側の供述によっては、例えば『一時停止した』とか言い出すと、こちら側が悪い立場になるので、その場合には診断書を出して、人身事故扱いにした方が良いという意味らしい。ご丁寧に、その警察官の直通の電話番号を教えて頂いた。何でも相談して下さい、とのことだった。こういうケースでは、軽自動車の方が悪いだけど、私の口から明言できないので、申し訳ないとのことでした。ちょっと気が楽になった。

供述書の作成が終わって、もう帰っていいことになったのだが、フロントのナンバープレートはどうしましょうか?と確認したら、「フロントダッシュボードに置いていれば、修理工場まで自走していいよ、ただし、私(警察官)が良いて言ったことにしないでね(笑)」。軽自動車の女性もそろそろ現場に戻ってくるらしいが、まだご主人が居たので、これから修理工場に持っていくことを告げて、双方の連絡先を交換して別れた。

一旦帰宅してから、その足ですぐさま修理工場にZ4号を持ち込んだ。1ヶ月後には車検もあるので、ついでにお願いしてきた。

修理工場から帰宅したら、軽自動車の保険会社から電話があった。修理工場の連絡先を伝えて、後は月曜以降だそうだ。電話を切ったら、今度は警察から電話があった。担当してくれた警察官から。軽自動車側からの供述内容を簡単に説明してくれた。内容は私が話したのと同じで、一時停止しなかったとのこと。また、軽自動車の方から被害届けは出さないことに決まったので、これは物損事故扱いになるとのこと。つまり免許の減点や罰金は発生しないらしい。

とにかく酷い目にあった。まったくもって不運としか言いようが無い。基本、こちらに落ち度は無いんだけど、動いている車同士がぶつかった場合、その責任割合は100:0にはならないとのこと。つまり、Z4号の修理代金はこちら側がその割合分だけ持たなければならない。そんなもんなのか。。。

ドライブレコーダでも付けようかな。警察の人も付けたほうが良いと言ってたしな。車検のついでに付けてもらおうかな。