文書生活 : TEXT LIFE

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Barcelona Paris旅行 その3

その日の晩ごはんはホテルのコンシェルジュが紹介してくれた「お薦めの伝統的スペイン料理の店」Los Caracolesへ。ホテルから徒歩で10分かからない。少し海(地中海)に近い場所にある。超有名な店らしい。

いつもより少し早い時間19:30に予約を入れた。ちなみにホテルからは予約ができるが、普通は予約を受けないらしい。普通のファミレスみたいに名前を書いて並ぶらしい。店に入ると、カウンターとスツールが並ぶバーみたいな感じで、その奥が厨房。狭い店なのかとおもいきや、その厨房の奥にテーブルが並んでいる。厨房を通ってテーブルに案内された。テーブルは沢山あって、かなりの人数が入りそうだが、席に付いているのはほぼ全員アジア系。隣はたぶん日本人の新婚旅行。その奥は台湾系だろう(中国人はツアー客だからこういう店には入らない)。こんな早い時間(スペインにとっては)に夕食食べるのはアジア系だけなんだろうかね。

メニューには一応英語もあったので一安心だが、英語でも料理がイメージ出来ない。とりあえず飲み物を注文して、娘とメニューを熟読することに。そんなことをしていると、となりの日本人はあっという間に食事を終えて帰ってしまった。台湾系もすぐいなくなってしまった。こっちはまだ料理も注文してないのにね。私の旅行の場合は、夕食は2時間以上かかる。ダラダラ食べてるからな。

ようやく料理が決まってオーダーしようとしたら、店員が少し奥の大きなテーブルに案内してくれた。なんでかね?で、早速メニューの料理を少し紹介してもらって、シーフードを中心にした前菜と、豚肉のローストをメインに注文した。ここで、エスカルゴを忘れたのが大失敗。この店の名前はカタツムリって意味だったのに。

料理が運ばれて来る頃には店は満員。すごい活気だ。さっきのアジア系だけの時はしーんとしていたのにな。料理は量が多いのと、ちょっと塩辛いので、かなり頑張らないと完食できなかった。注文時の量を聞いたんだけど、聞いた話と違うよね。豚肉ローストは「小さいですよ!」とか言っておきながら、でっかい肉を持ってくるし。まあ、美味しいから良いだけど。

デザートも食べ終わって、最後にエスプレッソを飲んでいたら、ギタートリオがやってきてスペイン民謡を歌い上げる。これは素晴らしい!とか感動していたら、既に23時。3時間以上もこの店にいたことになる。まあ、楽しいから良いか。店を出て大通りにくると、これまた人が一杯で大騒ぎ。こんなに夜中に遊んでいて、明日の朝から仕事に響かないんだろうかと思っていたら、土曜日のよるだったんだな。明日は日曜日で、デパートも店もレストランもみんなお休み。我々はBarcelonaを離れてParisに移動します。