雑誌はキュレーションされた情報パッケージ

「キュレーション」という言葉が一般的になってきて、ずいぶんと時間が経ちましたがが、自分でキュレーション・サービスを実感出来る状態にはなっていません。キュレーションをうたうアプリやWeb serviceも既にありますけど、良さを実感できていません。

 

キュレーションを日本語に訳すと、色々と訳し方があるようですが、「情報を集めてまとめる、情報を整理する」という観点と「情報を集めて、つなぎあわせて、新しい価値を提供する」という観点があるようです。現状のキュレーション・アプリ等は前者のレベルなので、良さを実感出来ないのでは。やっぱり後者のレベル「新しい価値」まで向上しないと良さが出てこないのではと思います。

 

情報を集めて、つなぎあわせて、新しい価値を提供する」ということ自体は新しいことではなくて、昔からやられています。例えば、新聞や雑誌、セレクトショップ、TVやラジオの情報系番組とかもそうでしょう。これらの要は「編集」なんじゃないかと思います。90年台初頭には「編集感覚」なんて言葉もありましたが、この「編集」技術がキュレーションなんじゃないかと思います。

 

このキュレーションという視点から雑誌を眺めてみると、なるほど、沢山の情報を集めて、上手に編集して、一つのパッケージにしてある、これはスゴイことなんじゃないかと思います。雑誌に掲載されている個々の商品の情報はググれば出てくるとは思いますが、別の商品と一緒に一つのページ、あるいは一冊の雑誌にまとめ上げることで、新しいメッセージが出てきていると思います。このレベルまでキュレーション・アプリ、サービスが向上するには相当の時間と技術、とくに違う視点の技術が必要になるんじゃないかと思います。

 

なので、雑誌を買うということは、キュレーションされた情報パッケージを買うことと、同じ意味になっているのでは、と思います。

 

現在、雑誌の売上は減少傾向ですが、情報パッケージという観点で雑誌コンテンツを売ることは出来ないのかなあ、などと妄想しています。