文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

富士山一周〜バイクで紅葉台はお勧め出来ない〜

今日は会社を休みました。最近仕事場では不穏な動きがあったりして、なんだか腐り気味だったので、思い切って有給休暇にした。天気予報も良かったし。


娘を学校へ送りだし、少し調べ物をしてからW400号で出発。東名の御殿場ICで降りて、御殿場富士公園線で御殿場口五合目の太郎坊まで登る。天気がよいので暖かい。前回来たときの方が寒かったな。快晴で富士山もクッキリと見える。改めて日本の美しさをかみしめてみた。そのまま富士山スカイラインを走り富士宮道路へ出る。道路脇の牧場には、来年の干支である牛を撮影する年輩カメラマンが沢山並んでいる。富士山をバックに牛を撮影したいんだろうな。考えることはみな同じか。


朝霧高原の道の駅で一休みして、FUJI CLASSIC(ゴルフ場)までバイクを走らせる。富士山に向かって走る楽しさはバイクならではだな、きっと。FUJI CLASSIC手前に使われていない駐車場があったので、そこで少しだけバイクの練習をしてみた。W400号で八の字やスラロームなどやるのは初めて。練習すると少しだけ勘所が分かってきた。でも肩に力が入りすぎなのか、スムーズに動けないんだな。かなり汗ばむくらい練習させて頂いた。こういう場所が自宅近くにあればいいんだけど。



富士鳴沢線で樹海を北上して、西湖まで移動。この辺は紅葉が素晴らしくキレイ。美しいねえ、日本は!ツーリングマップルによれば、西湖の南側に「紅葉台」という紅葉の名所があるらしい。「新富嶽百景」でもあるらしい。つまり富士山がキレイに見えるポイントとか。


天気は快晴。紅葉もピーク。これは紅葉台に行かねば!と、R139から外れて紅葉台へ。おぉ!確かに山全体が紅葉だ。これが紅葉台か!確かに美しい!この山がキレイに見えるポイントがあるんだな!。。。


しかし、これは勘違いであることがスグに分かった。紅葉台へ向かうと、途中から上り坂になる。まあ、高台に展望台があるんだな〜、とこの辺りではまだ大丈夫だった。展望台に向かう車もチラホラあるし。展望台に駐車場もあるんだろうなあ。


だが、この上り坂がスグに舗装がなくなって、砂利道というか普通の登山道みたいなデコボコの道になるのだ。砂利、落ち葉、大きな石、固い土、路面は完全にデコボコ。大型二輪教習にある悪路というやつに限りなく近い。しかも、轍も深い。迂闊に二輪のタイヤを入れると転びそうだ。コリャかなりヤバイ。今すぐにも転びそうだ。しかも前走車は4輪なので、物凄い低速で登っている。仕方がないので、じゃりじゃりデコボコの悪路を超低速で登る。こんな悪条件があるだろうか?オフロードバイクならともかく、W400号じゃキツイよねえ。もしかして、登りより下りの方がヤバイか。。。


拙い技術を駆使して、なんとか終点までたどり着いた。なんと紅葉台とは、紅葉がキレイな山の頂上のことだった。確かに眺めは最高。文字通り360度のパノラマだし、富士山もドバーんと真正面に見える。青木ヶ原樹海の全貌も初めて見た。樹海とは良く言ったもんだ。確かに樹木が海のように広がっている。ちょっと怖い雰囲気が伝わってくる。


一通り写真を撮って、山をバイクで下る。前走車がいると極低速で走らなければならないので、隙を見て抜かしながら、ペースを上げ目で下る。しかし轍にタイヤがハマルとバランスが崩れて怖い思いをする。デコボコで車体がはねて、方向が変わってしまうと、チョー怖い。ガードレール無いので、崖から滑り落ちてしまう。教習所で教わったことを思い出して、ニーグリップ、上半身の力を抜いて、視線は前方、段差を越えるときに荷重を抜いて軽くアクセルオン。途中は腰を上げて、バランスとりながら慎重に下りきった。幸い転けることなく、舗装路まで戻った。平らな道路がこんなにも嬉しいなんて!


紅葉台は確かに眺めは最高だけど、バイクで行くのはお勧めできない。オフロードが好きな方は大丈夫だけど、間違ってもアメリカンやSSは難しそう。テクニックがあるライダーなら、なんでも大丈夫なんだけど、自分のような初心者には難しい。無傷で戻れたのが本当に嬉しかったな。


紅葉台は麓に車やバイクを止めて、徒歩で登るのが良いでしょう。20分ぐらいで頂上に着くらしいから。


追記

「紅葉台」で検索して、このページを参照される方が多いようなので、タイトルを変えました。紅葉台は良いところですよ。是非、秋の紅葉の時期には素晴らしい風景です。バイクで行かなければね。