文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

オーダーの開襟シャツが開襟シャツになってなかった

数週間前に横浜の某百貨店Sにて、開襟シャツをオーダーした。オーダーといえば高価なイメージだが、自分がオーダーしたのは、パターンメイド。フルオーダーではないが、採寸して襟の形やボタンホールの糸の色など選べるのだ。自分は開襟シャツが好きなので、開襟シャツ3枚をオーダー。セール中だったので送料込みで1 枚\8,000。オーダーにしては安い。

その開襟シャツが出来上がったので、自宅に配送されてきた。ウキウキ気分で箱を開けて、取り出すと。。。なんと!襟は確かに開襟だが、裾が開襟シャツとはほど遠い出来上がり。3枚とも全部ダメ。スリット無し。着丈がもの凄く長い。これは着られない。開襟シャツの裾はパンツから出すので、アロハシャツと同じようなデザインなのだ。サイドにスリットが入って、着丈が短く、水平にカットされているのだ。通称「アロハ・カット」。

注文伝票を確認すると、確かに「オプション:アロハカット」と書かれている。仕方ないので、某百貨店Sのお客様センターに電話。電話口の男性は何故かぶっきらぼうな対応。横浜店の代表番号に直接電話するように言われた。あれれ?お客様相談センターの人ではないの?もう少し丁寧な対応をしてくれても良さそうなものだが。

まあ、ここで怒っても大人げないので、横浜店の大代表へ電話。こちらは(良い意味で)機械のような丁寧な対応。スグに紳士服フロアのワイシャツ担当へ電話を回してくれた。電話に出た担当者から、オーダーシャツ担当者に電話が替わるのに少し時間がかかったが、概ね丁寧な対応。①来店してそのシャツを持ってくる、② 着払いで宅急便で送り返す、③自宅までシャツを取りに来る、のどれか指定して欲しいとのこと。①は時間無い、③も面倒なので、②で送り返すことにして、即座にコンビニから送り返した。


翌々日某百貨店Sの担当者から電話があり、着丈をどうしたら良いか?と聞いてくる。採寸したとき着丈を測っていなかったそうだ。あれれ。わざわざ出向くのも面倒なので、自分の身長を告げて、適当にやってもらうことにした。

亡き義父が好んで開襟シャツを着ていた。良い意味でジジイらしくて格好良かったのだ。なので、自分もジジイ趣味で開襟シャツを着たいのだが、程度の良い開襟シャツが手に入らないのだ。高校生向けの安い開襟シャツは売っているのだが、ジジイが着る程度の良い開襟シャツが売っていないのだ。御徒町や浅草まで探しにいったのだがねえ。現在唯一の入手経路が某百貨店Sのパターンメイド・シャツなんだが、この有様では次回注文するのを考えてしまう。

こんなことなら、義父が亡くなる前に開襟シャツの入手経路を聞いておけば、と今更悔やんでもしかたない。今年のお盆にでも枕元に立って、教えて欲しいものだ。