文書生活 : TEXT LIFE

文書のある生活

Budapest 4th day

今日は朝の散歩は無し。部屋でグダグダと過ごす。Hotelで朝ごはんを食べてから、いつものようにSpaに向かう。2日続けて外のプールに行ったので日焼けしてしまった。2時間も居なかったのにな。肌が弱いよ。なので今日は大人しく温泉につかる。いつもの温泉に行ったつもりが別の浴槽だった。迷路のような構造なので、知らない浴槽があったことに気づいた。受付の人も言っていたが、確かにLabyrinthだ。Spaの雰囲気にもだいぶ慣れてきて、ゆったりと過ごせるようになってきた。Budapestは過去の旅行先よりもテンションが低いのか、過ごしやすい街なのかもしれない。物価が安いというのもあるけど。もう一度来てみたいねえ。次回はもう少し時間をかけて。

Spaから上がって一休みしてからランチを食べに出る。魚料理が美味しい店がドナウ川沿いにあるというので行ってみたが、Cash Onlyだったので諦める。明日Budapestを離れるのに今から両替するのもなんだし、近所に両替やATMも無さそうだし。目的地を変えてPestで有名なCafeに移動する。Cafe周辺が工事中で入り口を探して迷うが無事入店。ハンガリー風ドーナツがあったので注文してみる。軽めの料理を頼んだはずが、やっぱりヘビー。ドーナツとは名ばかりで、油と小麦粉がヘビーな固いパンだった。まあアイスチョコレートドリンクは美味しかったので良しとしよう。

そこからトラムと地下鉄に乗って英雄広場に行ってみる。有名な観光スポットだが、それほど混雑はしていない。周辺に美術館もあるようだが、閑散としている。そもそもBudapest観光自体が流行ってないのか、Budapest観光スポット自体が少ないのか。英雄広場の奥にセーチェーニ温泉があるのだが、水着を持ってきていないし、セーチェーニ温泉は屋外だけで日焼けがいやなので辞めておいた。

英雄広場からセーチェーニ鎖橋に行ってみる。一度は徒歩で渡っておきたい。そんなに趣があるわけではないが、まあ記念という感じだ。Buda側に渡りきったところにZHAO ZHCUという日本茶中国茶を出すカフェがあったので一休み。冷たい緑茶があったので注文してみたが、これが美味しい。やっぱり美味しい。やっぱり緑茶は美味しい。メニューには宇治茶などに加えて、台湾の烏龍茶や中国の普洱茶なども並んでいる。飲み慣れた飲み物は美味しい。次回の旅行からは水筒とお茶を持参しようと思う。海外旅行に行って自国からお茶持参とかダサいなあとか思っていたが、やっぱり美味しいものは美味しい。特に海外で甘くない冷たいお茶は手に入らないのだ。良さそうな水筒を探そう。

今夜はドナウ川クルーズを予約してある。日没が20:30ぐらなので20:30からのクルーズを予約している。それまでに夕食を頂くことにした。クルーズ船の発着場所に近いカフェで軽めの夕食を頂く。自分はスープとリゾットを頂いた。値段は安いが美味しかった。見ると向かいのテーブルにMaclarenとかRed Bullとか書かれたシャツを来た、体格のいい男性4人が居る。そのシャツがどう見ても本物っぽい。もしかしてと思ったが、やっぱりF1のチームスタッフだった。明日はF1 Hungary GPの決勝なのだ。そうえばHotelにもFERRARIのCapをかぶった人が居たが、きっと観戦に行くのだろう。F1を見なくなって久しいが、最近は盛り上がっているのだろうか。ちょっと気になるな。

夕食を終えてドナウ川クルーズ船に向かう。クルーズ船はたくさんあるので、予約した船を探すのが面倒。少し薄暗いし。ボロい船もあれば、立派な船もある。どれかな?と思って探すと、大きな船ではないがキレイな船であった。これなら良いだろう。予約時にネットで支払い済みなので、スマホQR Codeを見せてcheck in完了。時間前に船に乗り込む。予定時間を少し過ぎて出航。日が落ちる頃なので少し肌寒い感じ。飲み物のサービスがあったが、全て冷たい飲み物なので遠慮した。クルーズはHotel GellertがあるLiberty bridgeまで下ってから反転して、国会議事堂の方までドナウ川を遡る。ガイドブックにオススメとあったが、ドナウ川クルーズは行ったほうが良い。ちょっと感動的だ。素晴らしい眺めが見られる。Budapestはドナウ川の真珠という例えがあるが、それが本当であることが分かる。これは良いものだね。ただし、日が暮れないと全くキレイじゃないので、ドナウ川クルーズに行くなら日没時間をよく調べたほうが良い。時期によって日没時間が大きく異るのだ。

クルーズを終えてHotelに戻る。少し荷物を片付けてからベッドに入った。明日はViennaに移動する。

Budapest 3rd day

朝早く目が覚めたので、Hotel隣にあるGellert Hillに登ってみる。Gellert Spa入り口(Hotel宿泊者ではない人向けの入り口、というかコッチが本当の入り口)あたりから頂上へ続く階段を登る。この階段の道が一本道ではなく、複雑に分岐しているのでGoogle Mapsで現在地を確認しながら頂上を目指す。途中に展望台や公園があったりして、少し休憩しながら登る。10分ほどで頂上に到着。これは確かに眺めが良い。ドナウ川とBudapestのほぼ全景が見える感じだ。Buda城はよく見えないけど。巨大なSaint Gellertの像もかっこいい。それにしても共産圏の人たちは巨大建造物が好きなんだろうか。まあ、日本も大仏とか好きだし、あんまい関係ないのかも。たぶんここから眺める夜景はキレイなんだろう。昨夜なのかここで酒盛りしたのか、酒瓶やタバコなどが散乱していて、あんまりキレイではない。その酒瓶に残った酒を舐めるホームレスがいたりして、あんまり良い雰囲気ではないなあ。

ホテルに戻り朝食を頂く。オムレツを作ってくれるそうなので、一つ注文してみたが、手際が悪いというか、バカ丁寧というか、オムレツ一つ作るのに非常に時間をかけている。オムレツを盛るお皿も丁寧に磨いたりして、手間をかけることこの上ない。ある意味素晴らしいが、普段の仕事で業務効率化とか考えているので、この辺は効率化出来るなあとか、余計なことを考えてしまう。しかし、これでここの仕事が回っているのならば、これで良いのだろう。効率的ではなくても、丁寧な仕事というのは残るべきなのだろう。

朝食後はGellert Spaに向かう。今日はSONY DSC RX0 IIを持っていった。耐衝撃、防塵、防水カメラなので温泉に浸けるのはダメだが、外の冷水のプールならば問題ないだろうから、外の波のプールを動画撮影してみた。撮影していても波で身体が持っていかれてしまうのでマトモな撮影はできなかったが、なんとなく雰囲気が伝わる撮影はできただろう。小さくて丈夫で良く映るカメラというのは旅行にはピッタリだ。温泉の方も少し撮影したが、Spaを出るときにカメラを水で良く洗った。カメラを水で洗うという行為もスゴイものだが、防水の双眼鏡も海辺で使ったら「バケツに水を張って双眼鏡を浸けておいてくだい」と説明書に書いてある。そういうモノなんだなあ。

部屋に戻って身支度して、ワイフとランチを食べに中央市場に行く。2Fの屋台のような所でソーセージとピラフのような付け合せ、ピクルスを頂く。ハンガリーはソーセージが有名なんだとか。知らなかった。テーブルが少なくて、欧米人夫婦の旅行者と相席になる。互いに旅行好きだったので、どこに行くのか?どこが良かった?などと話が弾む。彼らはこれからポーランドに向かうらしい。

2Fのお土産物屋で買い物してからHotelに戻り、Pestの街に買い物に出る。まずは恒例の楽器屋巡り。Budapestの楽器屋はPragueよりは良い感じで、店舗も大きいし品揃えも良い。ちょっとマイナーなメイカーのもあるし、エフェクターも渋い品揃えになっている。Chase Bliss Audioとか在庫してるし。日本でも手に入るが、ちょっと欲しかったな。D'AngelicoのSolid Guitarも数点展示しているし。ただ、Custom Shopやビンテージなどは無かった。

それから、Budapestで行きたかったUno de 50へ。日本からは撤退してしまったスペインのアクセサリブランドで、シルバーとレザーを組み合わせた良い感じのブレスレットがあったり、ちょっと無骨な感じのシルバーリングなどを扱っている。Gem Kingdomほど繊細さは無いけど、かなり好きなブランドで、NYやバルセロナに行った時に買ったりしている。色々と在庫を出してもらって、リングとブレスレットを2セット買うことができた。良いよねえ。そんなに高価なブランドではないが、Budapestの物価を考えると難しいかも。それを言ったらChanelやLVがBudapestにあっても旅行者向けということになるが。まあ、日本でもLVで買い物しているのは中国人ばかりだが。

Hotelに戻りワイフと夕食に。今日は良さそうなCafeということで、Central Cafeに行ってみる。Pestの中心近くにあるHotelに併設されているCafe Restaurantで生演奏もあったりする。デザートはショウケースに入ったケーキから選ばせて頂いた。甘いものの味覚は自身がないのだが、なかなか美味しいものだ。

食べ終えて店を出ると、周囲の店はほぼ閉店。PragueもBudapestもそうだが、店舗の閉店時間が18:00のところが多い。店によっては17:00。で、土日休みともあるし、ほとんどの店は日曜日はお休み。健康的ではあるが、どうなんだろう。どの辺の客層をターゲットにしているのか良くわらから無い。というか、客が主体ではなくて、働いている人を主体に考えているのだろう。働きやすいとは思う。まあ、それでビジネスが周るなら良いのだろう。

Budapest 2nd day

Hotel Gellertの部屋は無駄に広いが、エアコン、じゃなくてクーラーがあるのは1部屋だけで、しかもスポットクーラーのような騒音と共に冷風を吐き出す機械だった。わかりやすく言えば冷風機。ヨーロッパではエアコン普及率が低いので、近年の酷暑はそうとう辛いだろう。Hotel Gellertは見る限り暖房器具は相当充実している。あちこちにラジエータが設置されている。寝室にはタンスのように大きなものが1機、リビングには4機、洗面所1機、バスルーム2機という具合だ。最初の設計から暖房器具を考慮した設計のようだが、クーラーは完全に後付というか、最近設置したもののようだ。まあ、設置されているだけマシだろう。昨年HelsinkiとStockholmに行った時にはHotelの部屋にクーラー無かったし。それにしても酷い騒音だが、熟睡できしてしまう自分がスゴイ。

朝早く目が覚めたので、近所の散歩に行く。ハーフパンツと薄いTシャツに薄いパーカー(無印の薄手のポリエステル生地。旅行中に重宝した)だが少し肌寒い。ドナウ川が近いので涼しいのだろうか。ちなみにドナウ川は川幅は広いが流れは早い。予想以上に早い。なんとなくヨーロッパの川は穏やかに流れる印象があったが、なんだかこう、優雅ではなく、生活感のあるリアリティのある流れだ。

どのドナウ川にかかるLiberty Bridgeを渡ってBudapest中央市場に行く。外観は古い教会のような石造りの歴史を感じる建物で、内側はほぼ一つの空間で体育館のよう。その中が地下、1F、2Fと別れていて、地下は精肉と魚介とピクルス(ピクルスという区別があるのが驚きだが、青果野菜と分けているのだろう)。1Fは青果野菜と加工肉(サラミ、ソーセージ、ハムなど)と酒など飲料。2Fはお土産物と軽食が食べられる。市場の朝なので賑わっているかと思ったが、そうでもなくて、パラパラと買い物に来ている人がいる程度。閉まっている店も多い。後日お昼ごろに来てみたら大混雑だったので、日本で言うところの市場ではないのだろう。プラプラと見て回ると物価のやすさを感じる。黄桃が100円/kg程度だ。味は分からないが甘い良い匂いがする。ちょっと買いたいが、食べきれないだろう。

そうそうに引き上げてホテルに戻り、朝食をいただく。大きなホテルなので朝食のラウンジが広いのもあるが、人がたくさんいて良いテーブル(ビュッフェなので人通りの少ない落ち着いたテーブル)を取るのが大変だ。先日のPragueのHotelの朝食と比べると大雑把な感じはするが、味は良い。特に生野菜とハム、チーズはこちらの方が美味しい。

時間をかけて朝食を頂いてから、Gellert Spaへ。Budapestに来た目的の一つがSpaに入ること。今回は部屋で水着に着替えてバスローブを羽織ってSpaに向かう。昨日は見かけなかったが、バスローブでホテル内を移動している人を数人みかける。やはりバスローブ姿が普通なんだろう。迷路のようなロッカーを使わず、温泉の近くにあるベンチにバスローブを置いて温泉というか温水プールに浸かる。温度が低いので日本の温泉のようにグワっとした感じは無いが、これはこれで良いのだろう。

Spaを上がって身支度してから、Hotel内のもう一つのレストランでランチを頂く。Pragueから続いている、牛肉を煮込んだ料理、鴨肉ロースト、豚肉ロースと、サーモンソテーに飽きてきたのでフィッシュ・アンド・チップスを注文してみる。昨晩も少し思ったがジャガイモがとても美味しい。ホクホクしてないでシットリと深みのある味わいだ。これは良いねえ。

ワイフと観光に出る。とりあえずはBudapestの観光名所であるBuda城へ行く。Buda城に行くには世界最古のケーブルカーといわれるBuda Castle Funicularに乗るの。ガイドブックには大行列して大変とかあるが、待ち時間もなくスグ乗れた。45度ぐらいの傾斜を登っていくと鎖橋の向こう側にPest市街地が見えてくる。この眺めを見るために乗っても良いかも。

上についてから10分ほど歩くとBuda城の中にあるマーチャーシュ聖堂が見えてくる。入場料が必要なのでチケット買い中に入る。外装はいわゆる西洋の教会だが、内装はオリエンタルというか東洋の影響があるようで、少しペルシャっぽい感じで新鮮だ。Budapestの歴史をちゃんと勉強したほうが良さそうだ。その後、隣にある漁夫の砦に入る。これもチケットが必要。砦に登ると国会議事堂を含めたPest市街が良く見える。これは良い眺めだな。

こういう所には中国人撮影隊が居ても良さそうだが、ここには居なかった。そういえば中国人団体ツアーは少し見かけたが、Pragueと比べると少ない。日本人の姿も見ない。観光地としてはマイナーなんだろう。

Buda城自体の見学はやめて、ワイフはHotelで一休みして、一人でPest市街へ出かける。街自体はそんなに古いわけではないが、ヨーロッパの街並みで、メイン通りはParisのシャンゼリゼ大通りをモデルにしたらしい。本当に古い街並みを見るならPragueの方が良いだろう。途中でBUDAFCKNPESTというイカレタ感じのブティックがあったので入ってみる。かなり意気込んだ作りのデザインで感銘を受けたので、Tシャツやらバッグなど買い込む。これは良いねえ。

適当な所でHotelに戻りワイフと夕食に出かける。ちょっと違う感じのものを食べようということになり、Momotaro Ramenという店に行ってみる。Netで見るとRamen店だったが行ってみたら台湾料理の店だった。これはラッキー。大根餅、ゴマ団子、担仔麺などもある。素晴らしい。早速なのでワンタンスープとチャーハン、ワイフは野菜麺を頂いた。スープは少し醤油が足りない感じだったのでテーブルにあった醤油を追加すると、日本のラーメンスープに近い感じになった。たまにはこういう感じが良いねえ。以前は現地の食べ物と飲み物を頂いていたが、最近は無理せず自分が食べやすいものを食べるようにしている。時々「私には現地の食べ物が合っている」という人も居るが、やっぱり食べ慣れたものが良いような気がする。

Budapest 1st day

今日はPragueからBudapestへの移動。ホテルで朝食を頂いてからチェックアウト。空港までの車はPrivate Carを手配した。その方が安全安心だし。

BudapestへはPrague空港からCzech Air Lineを利用する。Czech Air LineからもBusiness ClassへUpgradeしませんか?とメールでお誘いがあった。さて、どんな飛行機かと思ったら、またもや双発プロペラ機。2回目なのでそれほど驚きは無いが、隣の西洋人のお姉さんがバカウケしていた。こんな小さいの?アハハ!と。席についたら、後席の人がCAを呼んで話をしている。何かと思ったら、滑走路に続く道にスーツケースが落ちていて、それは私のだ!と抗議していた。あぁ、こうしてBaggage Lostするんだなあ。係員がスーツケースを拾って一段落して、離陸となった。

1時間ほどでBudapest空港に到着。Pragueの空港も小さかったが、Budapestも小さい空港だ。Helsinkiよりは大きかったが。空港に交通機関の窓口があったので、7 days passを購入。Passport提示を求められて、名前入りの7 days passを作っていただいた。紙切れだけど。ハンガリー大使館からメールが届いていて、交通機関の券売機でトラブルが多発しているので、人がいる窓口で交通チケット買うようにとのことだったので、わざわざ空港で購入したのだ。

空港からホテルまでは乗り合いタクシーを利用してみた。行き先のホテルを告げると、乗り合いタクシーの車両番号を示してくれて料金先払。チップも不要。4組ほど同じタクシーというかミニバンに乗ることになったが、出発直前になって車両が変更になった。せっかく積み込んだスーツケースを下ろして、別の車に積み込む。同乗するハンガリー人らしきお兄さんが「ハンガリーは初めて?これがハンガリー・クオリティだよ、ゴメンね」と謝っていた。こういうのは良くあるのだろう。

同乗者のホテルを周るのかと思ったら、マンションやら住宅街やらを周って終わり近くになって、自分のホテルに到着。Budapestで宿泊するHotel Gellertは大きいホテル。普段はこういう大型ホテルには宿泊しないのだが、このHotel GellertはGellert Spaと直結しているので選んだのだ。HotelのPorterがあっという間にスーツケースを運んでしまい、その後にチェックインをする。ハンガリーの物価が安いからか、このホテルの宿泊料も安め。なので、少し広めを部屋を予約したのだが、これが広すぎた。ちょっと使いにくいぐらい広い。ソファーセット、ダイニングセット、両袖机が並んで、さらに余裕がある広い広いリビング。窓にはバルコニーがあってドナウ川、Pest市街、Gellertの丘などが一望できる。ベッドルームも広いし(正直ココだけで良い)、風呂は温泉付きジャグジー(ジェットバス機能あったけど壊れてた)、トイレ、洗面は独立など無駄に広い。もっと狭い部屋でも良かったなあ。

せっかくなので、Gellert Spaに行ってみることにした。チェックイン時にGellert Spaの説明資料を頂いたのだが、部屋で水着に着替えてバスローブを羽織ってサンダルはいてGellert Spaまで行って良い、とのこと。レストランは不可らしいが、全くもって信じられない。海外のホテルで日本の温泉旅館のように歩くのか。資料にも書いてあるが、どうも信じられないので、一度Gellert Spaの窓口まで行ってみることにした(ホテル内にある)。するとTシャツのハーフパンツのアジア人がSpaに向かう所に出くわした。やっぱりバスローブじゃないよねえ。周囲にもバスローブの人が居ないよね。ということで、部屋で水着に着替えずに、Tシャツとハーフパンツ程度のラフな格好でSpaに向かった。するとSpaの窓口で「次回からバスローブで来てね」とのこと。理由は「ロッカールームが迷路になって使いにくいから」だと。本当かね?と思ってロッカールームに行ったら本当に迷路だった。これは使いにくい。誰が設計したのか?人が使うことを想定しているのか?館内案内図を見ると、まあ美しくロッカーと更衣室が配置されていて、ああ、これがやりたかったのかと納得した。確かに美しい配置だよね。使いにくいけど。

水着に着替えて、Spaに行ってみる。屋内プールがあって、ここだけ水泳帽必須。試しに入ってみたら冷水で水深が2.4mあってシンドい。ガチで泳いでいる人はいなくて、ダラダラと顔出し平泳ぎばかり。少し真面目に泳いでみたら、周囲で真面目に泳ぐ人が出始めて、ああ、みんな様子見だったのだなあと納得。ただ体が冷えすぎるので、温泉に移動。温度は35度から40度と異なり、水深1.4mと深め。温水プールに近い感じだ。成分は不明だが、温泉が出ている口を見ると、硫黄など色々と含まれている様子。本当に温泉なんだな。

屋外には波の出るプール(温泉ではない)などもあり、レジャー感覚なんだろうなあ、豊島園とか大磯ロングビーチみたいな感じかなあ、と考えていたら、波のパワーが半端なく強くて驚いた。波のプールの妙に高いなあと思ってはいたが、半端ない波が溢れ出ないようにするためだったんだな。この激しい波は1時間に15分だけ。次の波まで45分間と。ずいぶんとノンビリとした間隔だな。屋外のプール近くにはカフェも利用できるが、水着のまま飲み食いするのは落ち着かないので、一度Spaを出てからホテルのカフェで一服することにした。

夕食はホテルのレストランのテラス席で頂いた。丁寧な料理で美味しかったが、案の定、虫=ミツバチが来てちょっと厄介でした。このあたりはミツバチが多いのだろうか。

Prague 4th day

今朝は散歩には出ず、ホテルのベッドでグダグダと過ごす。部屋のTVにはApple TVが繋がっていて映画など見れるようになっている。良い設備だが使わないで、Cable TVでBBC World Newsを見る。Hong Kongの行く末が心配だ。落とし所が全く分からない。

朝食を食べてホテルから徒歩でフランツ・カフカ博物館へ行く。途中"John Lennonの壁"と呼ばれる名所に立ち寄る。ここにも中国人カップル撮影隊が。彼らはどこにでも出没するねえ。民主化運動の起点になった場所らしく、何やら中国語でメッセージもあったりして、今朝のHong Kongのニュースを思い出してきな臭い感じがする。

ここから徒歩で少し行くとカフカ博物館がある。ここは全く期待していなかったが、非常に良かった。カフカ好き、カフカ作品読んだことある人は是非行ったほうが良い。カフカの世界観を表現した展示は普通の博物館とは異なる。良い感じだ。日本によくある著名人の館とは違う。ただしお土産物屋は見る価値無し。あの世界観のまま商品出してくれたら良いのに。

博物館のカフェで一服してから、トラムを乗り継いで旧市街の郊外へ移動する。高台にあったプラハ城から見えた奇妙な形の塔に向かう。ジンコフTV塔というTVの放送用のタワーらしいが、展望台があるという。トラムを降りて観光地でない住宅街を10分ほど歩いてタワーに到着。見れば見るほど奇妙で巨大な建物だ。旧共産主義時代っぽい構造物だよねえ。ロシアとか中国にも巨大建造物あるし。入場料を支払ってタワーの展望台へ。プラハ旧市街が一望できて、よく見ればプラハ城も見える。今回の旅行には双眼鏡を持ってきたが、結局ここでしか使わなかった。それでも満足だが、次回の旅行には再考が必要だ。

少し遅いランチを食べに旧市街に戻る。少し雨が降ってきたので、近くのカフェ・ルーブルで食事をし始めたら土砂降りに近い雨になった。Pragueでもこんな雨が降るんだねえ。食事を終えるころには止んでいたのでラッキーだった。ちなみに食事にキッシュを頼んだが、大量に出てきて半分残した。この国の食事を量が多すぎる。

旧市街をブラブラしてアイスなど食べながら、少し時間があったのでトラムで10分ほどのショッピングセンターに行ってみる。日本でいうところのイオンモールみたいなところだ。地下が駐車場で1Fに大きなスーパーがあって、安い洋服屋や雑貨など売っていて、最上階にはシネコンとフードコードがある。日本と大きな違いは無いが、スーパーで売っている食品の種類に違いがある。こちらだと魚介系が少なくて、肉やチーズが豊富。あとパンなども豊富だ。ビールの種類も多いかも。小さな文房具屋があったので覗いてみると、日本では高級文房具のファーバーカステルが普通の文房具扱いで驚く。ファーバーカステルのロゴ入りペンケースがあったので買う。あと今後使うはずのないチェコ白地図を描くテンプレートがあったので買う。お土産としては印象的だろう。

ホテルに戻り、ホテルのレストランで食事にする。屋上ではなく屋内のレストランだ。虫を気にしながら食べるのはシンドいので。ホテルのレストランは評判が良いだけあって、非常に丁寧な料理を出してくる。素晴らしいねえ。美味しいし。

Prague 3rd day

今朝も早く目が覚める。せっかくなので散歩に出る。市街の外れの丘に巨大なメトロノームがあるというのでトラムで行ってみる。早朝から仕事に向かう人でそれなりに混雑している。ラフな格好の東洋人が乗っていると違和感しかない。丘の近くの駅で下車して丘を登る。公園になっているようだが、スプレーの落書きと酒瓶、タバコ吸い殻などが散乱していて、それなりの荒れた雰囲気になっている。この辺はどの国も一緒だなあ。巨大なメトロノームはたしかにあった。が、巨大というほどのものでもなく、動く訳でもない。なんだか中途半端な感じだが、元共産主義の国なので、巨大建造物は好きなのかもしれない。帰る途中でフランツ・カフカの像を見てからホテルに戻るはずが、行き先を間違えて、かなり遠くまで行ってしまう。Prague駅まで着た時に気がついて、トラムを乗り換えて来た方向へ。ホテルに戻るのが少し遅くなる。

朝食を食べてからホテル裏の庭園に行ってみる。素晴らしく手入れされた庭園で見応えがある。のだが、ここでも中国人カップルの撮影隊が居た。まあ気持ちは分からなくもない。昔から中国人は写真を取る時に決めポーズをするのは知っていたので、その延長線上の感覚なんだろうなあ。お疲れ様です。

トラムに乗ってプラハ城を見学に行く。丘の上にあるプラハ城は相当に大きな城で、ギネスによれば最も古くて大きな城らしい。基準が良くわからないが。10世紀前半にボヘミア王国の国王の居城だったり、神聖ローマ皇帝の居城だというのだから歴史ある城なんだな。これを全部見学すると日が暮れてしまうので、主に、かつて錬金術師を囲っていたという小路を主に見学する。本物の錬金術師は居なかったらしいが、きっと本物の錬金術師=魔法使いココが居たに違いない。そう信じている。

一度ホテルに戻り、ワイフは休憩して、自分ひとりで出かける。予めチェックしていたPragueの楽器屋に行ってみることにする。ショッピングセンターの近くにある比較的大きな楽器屋に行ってみる。ビンテージとかCustom Shopのような高価な楽器ではなく、買いやすい価格帯が多い。なぜかGibsonが無いのが気になった。Fender/Yamaha/Ibanezなどが目立つ。エフェクターも少ない。ちょっと残念。その知覚の小さな店は本当に小さなギター屋で趣味でやっているような店。Ibanezが多いようなのでメタル好きなのかもしれない。その他旧市街の楽器屋も行ってみたがパットしない感じ。藤沢にある楽器屋のような感じだ。郊外に大きな楽器屋があるが、時間の関係でそこまで行かれない感じだ。

ホテルに戻って、ホテルの隣のイタリア料理屋でピザを食べる。評判が良いだけあって美味しい。デザートのティラミスも美味しい。が、エアコンが無くて辛い。

Prague 2nd day

時差もあって早く目が覚める。ワイフは寝ているが、一人で散歩に出かける。今回は散歩用にハーフパンツとadidas stan smithを持ってた。早速着替えてHotelの外に出る。Pragueも日中は暑いと聞いていたが、朝晩は冷えるようだ。天気が曇りのせいもあるだろう。Hotelから徒歩5分ほどでPragueで最も有名な観光名所のカレル橋、英語名だとCharles Bridge、フランス語風だとカルルーフ橋に行く。道は石畳、といえば聞こえが良いが、大きめの不揃いの石畳の歩道なので歩きにくい。stan smithはソールが柔らかいので、こういう道には合わないなあ。ソールの固いBirkenstokの方が良かったか。カレル橋はヴァルタバ川にかかっているが、日本だとモルダル川という方が馴染みが深い。早朝だというのに観光客がチラチラいる。さすが観光名所。

その中にウェディングドレス姿に新婦とスーツの新郎、カメラマンとアシスタントの組み合わせの中国人撮影グループがいた。早朝からご苦労さま。中国人が結婚する時に豪華写真集を作る話は井上純一氏の中国嫁日記で知った。Pragueまで撮影に来るのか。ParisとNYで同じように撮影している中国人を見たことがあったがな。このカメラマンが仕事で撮影している場合、観光ビザでは入国できず就労ビザが必要になるので、その辺は大丈夫なんだろうかと、日本人は細かいことが気になってしまう。実行力のある中国人はその辺は気にしないで(?)、ガンガン事業として進めるので(たぶん、注意されてから対応するのだろう)、Dog Yearの世界で日本は置いてきぼりなんだろうなあ。この辺は中国人に敵わない。

旧市街をチラみしてホテルに戻る。ワイフを起こしてホテルで朝食をいただく。朝食のサービスは非常に丁寧でビュッフェ形式であることを忘れるぐらい。頼めば何でも作ってくれそうな雰囲気だしねえ。ゆっくりと朝ごはんを食べられるのは旅行中ぐらいだなあ。自宅だと食べないか、簡単に済ませてしまうし。

昼前ぐらいからワイフとPrague旧市街に出る。地下鉄駅で3 days passを買ってトラムに乗ってみる。一番最初に乗った時だけ3 days passを改札機に通せば、あとは何もしなくて良いらしい。地下鉄、バス、トラムが乗り降り自由になる。たぶんズルして無賃乗車する人もいるだろうが、細かくチェックする人件費は設備費を考えたら、この方が安くて効率的なんだろう。

Pragueの観光場所は少なくて、とりあえず有名なミュシャ美術館に行く。こじんまりとした展示で分かりやすい。ミュシャの作品はリソグラフ印刷なので、美術的価値はどうなんだろうかと心配になるが、美しい作品であることには違いない。多作の人だったんだなあ。近代から現代にかけては、こういう芸術もあって良いだろう。

キュビズム博物館のカフェでお茶する。ケーキが有名らしいが、見た感じはそれほどでもない。お値段がお手頃なのがウレシイ。しかしカードが使えないのはキビシイ。そして酷暑なのにエアコンが無い。これは仕方ないのだろう。

街中を歩いてみて、ラテン系の国ほどいい加減でなく、それなりにチャンとした印象を受けた。信号は守るし、ゴミは比較的少ない。トイレもキレイだし、紙もある。ちなみにParisやRomeだと便座があればラッキーなレベルで、最悪は便座も紙も無くドアも閉まらない。それなりに治安は良いレベルなんだろうな。

夕方はホテルに戻り、ホテルの屋上にあるレストランで夕食。少し涼しい風をあびながら、暮れゆくPragueの街並みを眺めながらの夕食は最高。だが、屋外なので虫が飛んでくるのは閉口ものだ。EU圏のレストランは屋外で食事するのが良いこととされているが、虫には無関心なんだろうか。